概要
ver1.0アップデートで追加された、Minecraft初のボスモンスターMOBにしてラスボス。
黒曜石のように黒い大きな体と翼を持ち、目だけが薄紫色に爛々と輝く姿をしている。
ネザーとはまた異なる別世界『ジ・エンド』に大量のエンダーマンと共に一体のみ存在し、文字通りジ・エンドの支配者として君臨している。
略称は「エンドラ」だが、これはガンダムシリーズにおける軍艦として使われている(Googleで検索しても既にエンダードラゴンにサジェスト汚染されているが)ため、タグにはエンドラを使用しないことを推奨する。
特徴
ジ・エンドへと突入すると同時に画面上部に体力が表示され、戦闘開始となる。
攻撃方法は主に体当たりとエンダーチャージという紫色の炎による攻撃(エンダーチャージは1.9以降のみ)。
ラスボスだけあって攻撃力はモンスターでも最高クラス。難易度ハードで防具なしだとハート7.5個を一撃で持っていかれる上、連続ヒットすることが多いので防具は万全なものを用意したい。また、体当たりは吹っ飛ばす力が強く、そしてジ・エンドには岩盤が存在せず、足場の周囲は奈落へ一直線である。なので足場から突き落とされるとアイテム全ロストが確定してしまうので注意。
エンダードラゴンの体には、岩盤や黒曜石、エンドストーンといった限られたブロック以外は水源だろうと溶岩だろうと触れたブロックを即座に消滅させてしまう力がある。
もう一度言うが、破壊ではなく消滅である。
石ブロックなどはもちろん、爆破耐性に優れたエンチャントテーブルや鉄の金床などもアイテム化すら許さずに消し去ってしまう。後に追加されたボスモンスターであるウィザーも多くのブロックを触れるだけで粉砕してしまう(それどころか、ある攻撃ではエンダードラゴンも破壊できない黒曜石ブロックすら壊してしまう)が、それもあくまで破壊によるアイテム化に留まっている事からも、エンダードラゴンのブロック消滅能力は際立っている。
幸い、ジ・エンドを構成するエンドストーンは消されないブロックなので、戦闘中に足場がなくなってしまうという事態は起こらない(コマンド等で通常世界にスポーンさせると、辺りの地形が一変する羽目になるが)。
空を飛んでいるため戦闘は基本的に弓を使うことになるが、ジ・エンドには複数の黒曜石の柱が建っており、その上には「エンドクリスタル」というクリスタルが設置されている。このクリスタルからはエンダードラゴンを即座に回復させてしまう光線が出るので、まずはこのクリスタルをすべて破壊する作業が必要となる。クリスタルは破壊時にクリーパー先生など比じゃない大爆発を起こすので、弓などの遠距離攻撃で狙い撃って壊そう。雪玉や卵を投げてでも壊せる。逆に、エンダードラゴンが回復のために近づいたタイミングで爆発させると大ダメージを与えられる。
ただしバージョン1.9以降では一部の柱には鉄柵が設置されており、飛び道具では破壊不可能なためにはしごなどで登り鉄柵を除去する必要がある。
クリスタルを全て破壊したら、あとは弓で射たり、突進してきたタイミングで剣で斬ったりして倒そう。ちなみにクリスタルと同じく、なぜか雪玉や卵を投げてもダメージが入る変な体質である。雪玉で呻くドラゴンって何だお前。
討伐による実績がエンダードラゴンより後の裏ボスにあたるウィザーと比較すると、クリスタルを破壊する作業が必要だったりエンダーマンに邪魔されたりといった部分があるが、攻撃方法や能力にいやらしい要素がほとんどなく、あまりアクションゲームが得意じゃない人でもちゃんと倒せる程度の強さとなっている。これが原因で「ラスボスなのに拍子抜けした」という声もチラホラ出ていたりするが、そこはアクションではなくクリエイトが主なMinecraftらしいボスと言えるかもしれない。
Console EditionではPC版(現:Java Edition、Java版)と異なり体当たりに加えてエンダーチャージ(のちに実装されたものとは異なる)を吐くようになり、一部のクリスタルの周囲には鉄柵が設置されて遠距離攻撃のみでクリスタルを破壊する事は不可能となった。
上記のようにPC版もバージョン1.9以降ではConsole Editionのように強化され、クリスタルの除去が難しくなるため、弱いと感じたらバージョンアップ後に挑んで見るのも良いだろう。
また、空瓶を用いる事でエンダーチャージの残留物から残留ポーションの材料となるドラゴンブレスの採取が可能。
残留ポーションと矢でクラフトする効果付きの矢はJava版ではドラゴンブレスがここでしか入手できないため、ここまで来ないとクラフト不可能だが、統合版では大釜にポーションと矢を入れてクラフトできるため、ここに来る前に(簡単に)クラフトが可能。また、Java版同様にドラゴンブレスを使い残留ポーションからのクラフトも可能。
すでに倒してしまった場合でも大丈夫、エンドクリスタルを作成して設置することでリスポーンさせることが可能。
倒すと紫色の輝きを放ちながら大爆発し、12,000もの膨大な経験値と共に元の世界へ帰れるポータルが生成され、そこに入るとかなり長大でポエミーな会話文が流れるエンディングとなる。エンディングといってもゲームがそこで終わるわけではなく、普通に元の世界に戻ってゲームが進む。
また、このポータルの上には「ドラゴンの卵」という真っ黒な卵が置かれており、これは基本的に1ワールドで1つしか手に入らない大変貴重なアイテムだが現状は何も用途がない。テレポートしてしまうために普通に手に入れる事は出来ないが、松明等の上に落下させるなどでアイテム化する事が可能。アップデートを待ちながら、額縁にでも入れて飾っておこう。
1.9以降では倒すことでエンドゲートウェイポータルが生成され、本島の外側に生成されるエンドシティのある島々への行き来が可能となる。
一応は倒さなくとも本島から1000マス程度移動することで外の島々に行くことが可能だが、アイテムを持ち帰る為にはエンダーチェストを用いて死に戻りする必要がある。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
Minecraftの参戦により「スピリッツボード」で巨大化した「リドリー」がエンダードラゴンの役となり、二体の「エンダーマン」と共に登場。ランクはLEGENDの体力制乱闘。
LEGENDな上に奈落の多い「すれちがい伝説」がステージであり、巨大化したリドリーで吹っ飛ばされたりして復帰困難になりうるのでナメてかかると酷い目に遭う。
性別
notchが明かしたエンドラの性別はメスらしい。
卵を死に際に落とすので当然だろう。 そして名前はジェーンかジューンである事が判明した。
余談
そんなエンダードラゴンだが近年の実況動画では扱いがかなり悪い。
やり込みプレイヤー達や動画投稿者には単なる通過点扱いされたり、MODやコマンドやベッドの力であっさり倒されたり、「エンドラ討伐が目的じゃない」「エンドラでゆっくりしている場合じゃない」と言われたり、MODで追加された自身の頭部でできた剣が攻撃力5で「全然ダメ」呼ばわりされた(卵の剣もネザライトブロックよりも攻撃力が低かった)り、ハエ呼ばわりされたり、ヤケクソで討伐されたり、戦いが丸ごとカットされたり、一切動画に映らず既に倒されていたり、「エンドラはエンドで討伐に行けなくもないがめんどくさすぎる」と言われたり、経験値を得る為の存在と認識されたりなどラスボスと思えない程に雑で適当な扱いをされている。
「なんでもできるゲーム」のキャラゆえの悲劇と言える。
彼女が強化される日は来るのだろうか…?
ちなみに同名の競走馬が存在し、2022年の東京優駿と2023年の有馬記念を勝ったドウデュースの半弟ということで注目が集まっている。
関連イラスト
関連タグ
悲劇のヒロイン、哀しき悪役:多くの実況動画での扱いの悪さはまさにこれ。
クワ(Minecraft)、アイアンゴーレム(Minecraft):マイクラの不遇担当繋がり。