概要
2022年4月からNetflixにて配信放送されているアニメーション。
2011年に放送された『TIGER&BUNNY』の正当続編であり、その大ヒットと終わり方から2期のリリースが強く望まれていながら、約11年という長い期間を開けて漸く実現となった。
因みに第1期の放送が2011年の「兎」年で、本作が放送される2022年は「虎」年である。
最初は前半1クールが配信され、2022年10月から後半2クールが配信。
アニメーション制作は過去の作品を手掛けたサンライズの子会社として設立されたバンダイナムコピクチャーズが担当。
前作の主役ヒーロー全員が続投する他、3人の新ヒーローが新たに加わり進行する。
後日談だった劇場版『The Rising』のさらに後を描く内容となっており、話もがっちり地続きである為、本作を観る場合はそちらの視聴も推奨されたし。
作品中のヒーロースーツにスポンサーロゴを出すプロダクトプレイスメントシステムも健在だが、月日の流れに伴い殆どの企業が変わっており、その違いを楽しむのも本作の特徴である。
なお、2022年時点ではNetflixの独占という関係からか、毎週少しずつ放送されるのではなく、1クール分が纏めて一挙配信されており、ネット上での定期的な情報&感想交換、実況には向かないスタンスとなっていた。
次回予告等はNetflix配信版ではないがYouTubeの公式同時視聴で初披露している。前作までは虎徹とバーナビーが担当していたが、今回は各ヒーローたちが持ち回りで予告(と、個性あふれる名乗り)を担当している(なお、14話予告分のみタイガー&バーナビーのコンビになっている)。
2023年4月よりNHKにおいて地上波放送。そういった事情の為か、NHKではプロダクトプレイスメントシステムなしのオリジナル版が放送される。
なお、ウェブ上では「Netflix独占」であるため、他媒体での見逃し配信は行われない。
2023年年末にCSでNetflix配信版が1期も放送していたアニマックスで一挙放送という形で放送された。
漫画版はコミックNewtypeで本編、となりのヤングジャンプでサイドストーリーを連載している。
登場人物
スーパーヒーロー達
- ワイルドタイガー / 鏑木・T・虎徹 (CV:平田広明)
- バーナビー・ブルックスJr. (CV:森田成一)
- ブルーローズ / カリーナ・ライル (CV:寿美菜子)
- ロックバイソン / アントニオ・ロペス (CV:楠大典)
- スカイハイ / キース・グッドマン (CV:井上剛)
- ドラゴンキッド / ホァン・パオリン (CV:伊瀬茉莉也)
- 折紙サイクロン / イワン・カレリン (CV:岡本信彦)
- ファイヤーエンブレム / ネイサン・シーモア (CV:津田健次郎)
- ゴールデンライアン / ライアン・ゴールドスミス (CV:中村悠一)
犯罪者
- フガン (CV:宮野真守)
- ムガン (CV:小野賢章)
- ニコライ・ブラーエ (CV:木下浩之)
- シガニー・ロシツキー (CV:本田貴子)
- グレゴリー・サンシャイン (CV:子安武人)
用語解説
- バディシステム
今作では虎徹とバーナビーだけでなく、会社の意向でヒーロー達全員がコンビを組んで活動する事になり、ブルーローズ&ライアン、バイソン&折紙、スカイハイ&ファイヤー、キッド&キャット、ブラック&トーマスというツーマンセルが構築された。
そして慣れないバディに色々悩みを抱える後輩や仲間たちを、虎徹とバーナビーがバディの先輩としてフォローしながら新しく絆を深めていくことになる。
- ジャングル
新たにヒーロー事業に参入した新興企業。ヒーイズトーマス及びMr.ブラックの所属先。
他企業に比べノウハウがないこともあり、他のヒーローの仕事に強引に食い込もうとする(第4話)、ヒーロー採用時にも担当者間でトラブルを起こす(漫画版サイドストーリー)など、事業部はいい加減な面を持つ。
主題歌
オープニングテーマ
「kaleido proud fiesta」
作詞・作曲 - 田淵智也 / 編曲・歌 - UNISON SQUARE GARDEN
エンディングテーマ
「AIDA」(第1話~第13話)
作曲・編曲 - TAKU INOUE / 作詞・歌 - ano
「Pilot」(第14話~第24話)
作詞 - 向井太一・GASHIMA / 作曲 - 向井太一・CELSIOR COUPE /
編曲 - CELSIOR COUPE / 歌 - 向井太一
各話リスト
話数 | サブタイトル | 予告担当 | ◯◯の方 |
#01 | A word to the wise in enough.(一を聞いて十を知る) | 虎徹 | タイガー&バニーの緑の方 |
#02 | No one knows the weight of another's burden.(他人の荷物の重さは、誰にも分からない) | バーナビー | タイガー&バニーの赤い方 |
#03 | Suspicion will raise bogies.(疑いは悪霊を呼び寄せる) | ライアン | ブルー&ゴールデンの繊細な方 |
#04 | Never put off till tomorrow what you can do today.(今日できることを明日に延ばすな) | ネイサン | ファイヤースカイの、好きな模様はアタシに似合ってるもの全部、の方 |
#05 | Live and let live.(自分も生き、他人も生かせ) | イワン | 折紙ロックの、髪の毛は自分で切っている方 |
#06 | youth should be regarded with respect.(後世おそるべし) | パオリン | キッドキャットの、週に3回は水餃子を食べる方 |
#07 | Out of the mouths of babes oft times come gems.(赤子の口から宝石) | カリーナ | ブルー&ゴールデンの、明日着る服を用意してから眠る方 |
#08 | You can't judge a book by its cover.(外見だけでは中身を判断できない) | トーマス | Mr.トーマスの毛玉を取るのが好きな方 |
#09 | Have not thy cloak to make when it begins to rain.(雨が降り始めてからレインコートを作らせるな) | キース | ファイヤースカイの、マイブームは街で見かけた犬の名前を想像すること、の方 |
#10 | Pride comes before a fall.(驕りが滅亡の前にやってくる) | アントニオ | 折紙ロックの、歯ブラシは3週間で新しいのに交換する方 |
#11 | Every cloud has a silver lining.(どの雲も裏は銀色) | ラーラ | キッドキャットの、…………ラーラです。 |
#12 | Man's Extremity is God's oppotunity.(人の難局は神の好機) | 昴 | Mr.トーマスの、財布の中のお札の向きを揃える方 |
#13 | Constant dropping wears away a stone.(点滴、石を穿つ) | 虎徹&バーナビー | タイガー&バニーのウィンクが上手い方(虎徹)と、もっと上手い方(バーナビー) |
#14 | March winds and April showers bring forth May flowers.(三月の風と四月の雨で五月の花が咲く) | ライアン | ブルー&ゴールデンの、筆圧が強い方 |
#15 | No pain no gain.(痛みなくして何も得られない) | カリーナ | ブルー&ゴールデンの、古い本の匂いが好きな方 |
#16 | A friend in need is a friend indeed.(まさかの友こそ真の友) | 昴 | Mr.トーマスの、ボールペンをクルクルするのが得意な方 |
#17 | The gods send nuts to those who have no teeth.(神は歯のない者にクルミを授ける) | キース | ファイヤースカイの、メロンを食べるときはこうやって切るのではなく、こうやって切る方 |
#18 | One eyewitness is better than ten hearsays.(一人の目撃は十人の伝聞に勝る) | ラーラ | キッドキャットの、部屋の片付けを始めると途中でアルバムを見始めちゃう方 |
#19 | You cannot make a crab walk straight.(蟹にまっすぐ歩かせることは出来ない) | ネイサン | ファイヤースカイの、終わった恋は振り返らない方 |
#20 | The darkest hour is just before the dawn.(夜明け前が一番暗い) | アントニオ | 折紙ロックの、リンゴは皮ごと食べる方 |
#21 | Nothing comes of nothing.(無から得られるものはなし) | パオリン | キッドキャットの、翌朝早く起きようとするほど寝付けない方 |
#22 | Coming events cast their shadows before.(事が起こる前に影がさす) | イワン | 折紙ロックの、ポケットに何か入れたまま洗濯してしまう方 |
#23 | Lookers- on see most of the game.(見物人が最も状況を見ている) | トーマス | Mr.トーマスのプロテインの味にこだわる方 |
#24 | Union is strength.(団結は力なり) | 虎徹 | - |
#25 | Today is not just tomorrows yesterday.(今日は、単なる明日の昨日ではない) | - | - |