チハとは、旧日本軍が太平洋戦争において主力戦車として使用していた九七式中戦車、通称『チハ』を中心に描いたイラストや、チハを擬人化したキャラクターのイラストなどに付けられるタグである。
ちなみに、『チハ』という名前の由来は、中戦車の『ち』と三番目に開発されたのでいろはの『は』をとって二つを統合したものである。
戦車としてのチハ
九七式中戦車『チハ』の「九七式」とは、この戦車が皇紀（日本の初代天皇が即位してから数えての年号）２５９７年に制式化した事に由来する、「きゅうなな」と呼び十の桁を除いて呼ぶ
世間一般では旧日本陸軍の主力中戦車でありながら、太平洋戦争において米軍のM4シャーマン中戦車は元より、軽戦車であるM3スチュアートにすら歯が立たなかったと言われ、日本の戦車開発技術が未熟であったことを象徴する戦車として認識されている。
しかしながら、登場当初は一応世界水準であり対歩兵戦闘は得意であったという意見や、太平洋戦争は島嶼での戦いが想定されていたので大型の戦車を作ってしまうと船に積載して輸送できなくなるという危惧や、チハに代わる後続戦車の開発が遅れてしまった等の問題もあり、一概に日本の技術力が低かったからチハのような戦車ができてしまったわけではない、と擁護する意見もある。
この戦車は本来支那（現在の中国）の大陸で歩兵を装甲で守り、時に歩兵に守られ戦う純粋な歩兵支援の戦車である
しかし中国軍の使う口径の大きい外国製ライフル弾では命中角度次第で簡単に貫通された
初陣はノモンハンでのソ連との国境紛争（いわゆる「ノモンハン事件」）でその時点でソ連の外国戦車のコピー戦車の有する長砲身小口径の戦車砲に太刀打ちできず、投入された４両全てが撃破されてしまった
開発陣は急いで新型戦車砲の開発に乗り出したが、新型兵器の運用に馴染めず従来式の歩兵戦術にこだわる狭まっている上層部の視野を広げる事に上手く行かず新型砲のチハ改の初陣まで３年かかってしまった
しかし新型の一式４７ミリ戦車砲は至近距離で側面を狙えばＭ４を行動不能にする事が出来ておりこの砲を搭載した一式４７ミリ機動速射砲（速射砲とは日本軍での対戦車砲の呼称）はある程度活躍して戦果を上げている
キャラクターとしてのチハ
戦車としては評価の低いチハであるが、そのコンパクトな外見や脆弱な火力、装甲等の『やられメカ』的要素は一種のチャームポイントのように捉えられ、現在では『チハタン(チハたん)』と呼ばれ「∩( ・ω・)∩チハタンばんじゃーい」といったAAなどと合わせて、一部で人気を博している。また、pixiv内においても、そのか弱さを『擬人化』や『デフォルメ』等で表すイラストが多数投稿されている。
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