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アルカ=ゾルディックの編集履歴

2024/12/06 21:25:22 版

編集者:ZELK

編集内容:文章の更正

タグとしてはアルカが一般的。

CV:内田真礼(2011年日本テレビ版)※1999年フジテレビ版には未登場。

概要

暗殺一家ゾルディック家の一員。五人兄弟の四人目の子供。血液型A型。

三男キルアが12歳、末っ子カルトが10歳なので、おそらく年齢は11歳。一人称は「あたし」。

アルカの存在自体は、名前も含めて連載初期から予想されていたが。作中で登場するのは、会長選挙編の第321話「怪者」からである為、ゾルディック家5兄弟の中では唯一、旧アニメ(1999年版)には登場していない。

巫女や女学生を思わせる袴と着物にブーツ姿。(アニメでは多少ピンクがかかった)黒髪に前髪ぱっつんで左右に房のように広がったロング。ピンクのヘアバンドと髪留めは喜怒哀楽を模したもの。

衣装の配色は単行本発売まで明らかにされていなかった為、初期は書き手のイメージで描かれている作品が多くを占めていたが、現在は第31巻の表紙に描かれた原作公式カラーのピンクの着物と緑の袴という配色のイラストが増えている。またアニメ版で追加されたカラー設定により、目の色は「青」ブーツの色は「ピンク」で描かれる事も多くなった。アニメよりも先に配信されたカラー版コミックでは、目もブーツ(靴底はベージュ)も黒ベタで描かれている。

天真爛漫で純粋な性格で、ギスギスした兄弟関係の中でキルアが唯一仲良くできる兄弟で、アルカは彼を「お兄ちゃん」と呼び慕っている。素直な子だが、何よりもナニカを守ろうとする意志の強い面も持つ。

優しさも持ち合わせており、ゴンをフォローする発言をするなどの気遣いができる。

キルアはゴンに「いい妹だろ?悪りぃけどお前は二の次だから」と言うほどアルカを大切にしている。そして、イルミによる針の洗脳が解けたキルアは強力な力を持つアルカとナニカを家族や周りによって悪用されないように「一生をかけて守る」と誓っている。

性別

外見も中身も幼い少女そのものだが、アルカの性別は下記の通り扱われ方が一定ではなく、男性か女性かを断定するような描写が無いため、登場した後も未だに意見が分かれている。カルトネフェルピトーと同様の性別不明キャラクターであり『アルカが女性、ナニカが男性説』 『本来の性別は男性だが、キルアだけは女性として接している説』 『ゾルディック家の子供は、本来の性別に関係無く男子として扱われる説』 など、ファンの解釈も多岐に渡る。

作中の事例

  • 39話のバスガイドによる解説では「5人の兄弟」と説明されている。
    • 容姿通りの性別なら「上は男3人、下は女2人」となる為、「兄妹」でも差し支えないはずである。
  • 2004年6月9日に発行された「ハンターズ・ガイド」では、「キルアの弟」と記載されている(38ページ)
    • ただしハンターズガイドはミルキの年齢やノブナガの誕生日などその他諸々の情報にミスがあり、情報の信憑性に欠ける。
  • 使用人は「坊ちゃん」、イルミミルキは「弟」、キルアは「妹」と人によって呼称が違う。
  • 322話のタイトルは「兄妹」。
  • 324話でキルアが「女の子」と発言している。
    • ただしカギカッコ付きの「女の子」であり、このカギカッコの意図については考察の余地がある。
  • 327話でアルカの一人称が「あたし」だと判明。
  • 328話でキルアが電話での会話にてモラウにアルカを「弟」と説明している。
  • 338話でキルアが直接ゴンにアルカを「妹」と紹介している。

外部作品の事例

  • ジャンプ系作品のクロスオーバーゲームである「ジャンプチヒーローズ」にて、キルアのセリフに「お前もがいるんだな お兄ちゃん同士 仲良くやろうぜ」というものがある。(※飛影に対して放ったセリフ。また、飛影の場合は雪菜のことを指す。)

念能力?

冨樫展のメモによれば、アルカ自身は特質系の系統に属する。

アルカの持つ力が念能力だとすると、能力も特質系に所属すると思われるが、あまりに人知を超えた力のため、果たして本当に念であるかどうかは現時点では判断できない。

また、ファンによる考察の中の一説では、暗黒大陸からもたらされた五大厄災の一つ、ガス状生命体アイと何らかの関係があるのではないかとも言われている。過去にゾルディック一族とネテロが暗黒大陸に渡ったことがある。

「おねだり」と「お願い」

  • アルカの「おねだり」を3つ聞くと、1つ「お願い」を叶えてもらえる。アルカが叶えてくれる「お願い」には限界がなく、恐らく何でも実現する。
  • 「お願い」と「おねだり」は等価交換であり、願いごとが大きなものであるほど、後に続く「おねだり」の難易度が高くなる。
  • 次に「おねだり」をされるのは「お願い」した人物ではなく、「それ以外の他人」である。
  • アルカの「おねだり」を4回連続で断ると、「断った者」と「その人物が最も愛している者」の最低二人が、奇妙な力によって同時に死ぬ。それでも足りない場合「共に過ごした時間が長い順」で無差別に殺害される。(断った物は謎の力による圧縮死、その他は全身が捻れた雑巾のようになって死ぬ。)
  • 前回叶えてもらった「お願い」の規模が大きいほど、次の「おねだり」の難度と、4回以上断った時の死者の数が増える。

ルール

アルカの能力は不明な点が多く、特定の家族しか知らない「ルール」が多数存在する。

イルミの調査で判明したルール

  • アルカの「おねだり」を失敗して3人以上の犠牲者が出る場合、「失敗した人」とその「最愛の人」に加えて、「失敗した人と長い時間を共に過ごした人物」から順に死んでいく。

ミルキが白状したルール

  • 誰かがアルカの「おねだり」に失敗して惨殺されると、おねだりの難易度はリセットされ最も易しいものに戻る。
  • アルカが誰かに「おねだり」している途中で、別の誰かに「おねだり」することは無い。
  • 「おねだり」されている者が途中で死ぬと、その「おねだり」は失敗とみなされ、最低でももう一人死ぬ。
  • アルカが名前を知らない人物には「おねだり」をすることができない(「おねだり」する時は、必ず相手の名前を呼びながら行っている)。
  • 同じ人間が連続してアルカに「お願い」することはできない。

キルアしか知らなかったルール

  • 「お願い」と「おねだり」を行っているのは、表情こそアルカのままだが、正確には「ナニカ」である。
  • 結果的に叶える「お願い」が1つなら、条件付けで複数の「お願い」ができる(例:Aなら○○して、Aでなければ××しろ)。ただし、後述の「命令」としてキルアが行った可能性もあるため、ほかの人間もこのルールが使えるかは不明である。
  • 直す「お願い」を叶える為には、アルカが対象に触れる必要がある。これは、ナニカが破壊を得意としていて、直すことが苦手なためである。勿論、ちゃんと「お願い」は叶えられるが、疲れたアルカ(ナニカ)はその後すぐに眠ってしまう。
  • 直す「お願い」をした時の「おねだり」は、残酷なもの(臓器を寄越せ等)にならない。
  • 「おねだり」をするタイミングは、キルアにも分からない。

キルアしか出来ないルール

  • キルアのみ、ナニカに対して「命令」が出来る。この「命令」は、「お願い」のように次の「おねだり」の内容には反映されない。(強いて言うなら「命令」を叶えた後は「キルア、いいコいいコして」とねだってくるが、これはただ純粋にナニカがキルアに褒められたくて言っているだけらしく、拒否しても反動が起きることもない
  • そのうえ、連続で行うことも、ほかの「お願い」に対する「おねだり」の履行が行われていない状況でもキルアがただ「ナニカ、○○しろ」と言うだけで可能。
  • 実質、キルアだけはリスクなしでどれほど難易度の高い「お願い」であろうと、何度でもいつでも叶えて貰えるに等しい。「命令」する時のキルアの口調は「~しろ」とちゃんと命令形になっている。
  • キルアのみ「命令」ができる理由を、キルア自身は「ナニカが自分を好いてくれているから」と分析している。実際、ナニカが「お願い」や「おねだり」に関係なく発した言葉は現状「キルア、スキ」のみである。

過去の事例

  • ミルキが自分の仕事の肩代わりをさせ、「こいつを暗殺しろ」と「お願い」した。
    • その後の「おねだり」は、近くを通りかかった旅行客に倒して「これ(毒キノコと思われる)食べて」であった。その「おねだり」を失敗したために死んだ犠牲者は、少なくとも13人。
  • 執事の一人が「億万長者にして」と「お願い」した。
    • その後の「おねだり」は、別の執事(違反を犯したためにイルミがあてがった)への「肝臓ちょうだい」「十二指腸ちょうだい」「背骨ちょうだい」「脳味噌ちょうだい」であった。無論4回断ったために、最低でも彼女と同期の執事67人が死んでいる。

キルアの「お願い」

キルアはアルカの能力で、自らに課した誓約と制約により瀕死となったゴンを治すため、アルカを家から連れ出し、病院へと向かっていた。

結果、命令文こそ「お願いだ、ゴンを助けてくれ」と命令系でなかったが「命令」扱いだったらしくゴンを完治させる事に成功する。

イルミのもくろみ

当初イルミは、上記のキルアの「ゴンを完治させるお願い」に対する尻拭いを、キルア自身が引き受けるものと予想していた。

ハンター協会随一の除念師でも匙を投げる難易度のお願い(それだけゴンが自分にかけた制約と誓約が重かった)を「お願い」するだけあって、その後に支払わされるであろう対価は途方もなく、キルアに巻き込まれる形でイルミ、ゾルディック家の人間、キルアが出会った者達、加えて万単位の犠牲者が出るとも推測していた。

そこで、キルアの身を案じるイルミはヒソカと共謀し、キルアが「お願い」するより前に、アルカを始末する決意を固め、二人を襲撃する。

結局はキルアに出し抜かれて取り逃がしたイルミであったが、実はイルミが知らないルールがあり、キルアが「命令」を出来ることで杞憂に終わる。

(ちなみに、イルミは自分がキルアの最愛の人だと位置付け、真っ先に死ぬものと思い込んでいたが、そんなわけはないとヒソカに呆れられている。)

逆に「命令」のルールを知ったイルミは、キルアを傀儡にすることで「ナニカ」も間接的に操れることに気付き、「ナニカ」を手に入れようと狙うようになった。

その結末(ネタバレ)

ナニカの力によってゴンを治療させた後、キルアはイルミの想定と異なりそう言った「悪用」からアルカを守る為、「ナニカ」を呼び出し「もう出てきちゃダメ」と「命令」、てっきりいつものように大好きなキルアにナデナデで褒めてもらえると思っていた「ナニカ」は、最初こそキルアが不機嫌なだけだと思い「キルア、スキ」と言っていたが、強い口調で「二度と出てくるな」と怒鳴られたことで多大なショックを受け、意志を感じられない不気味な洞穴のような表情だった目や口が八の字に歪み、黒一色の目がグチャグチャの線に見えるほど潤ませて狼狽、結局「命令」は絶対であるが故に泣きながら消えて行った。

これで「アルカは自由になれる」と思ったのも束の間、意識を覚醒させたアルカは、キルアのこの暴挙に憤慨。

「ナニカ」がとても傷ついて今も泣いていること、「ナニカ」もアルカであること、アルカを大切に思うなら「ナニカ」も大切にしなければならないこと、そして「ナニカ」を傷つけるキルアは嫌いである事を主張。

考えを改めたキルアは「ナニカ」に謝罪し、アルカだけでなく「ナニカ」も守っていくことを誓って無事に仲直り。この時、「他の奴の『お願い』なんかもう聞くな」と「命令」したため、「ナニカ」の能力は事実上キルアを介してでしか発動できなくなったと思われる。

アルカ=ゾルディックの編集履歴

2024/12/06 21:25:22 版

編集者:ZELK

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