概要
クルースニクは、同じ吸血鬼ハンターのダンピールと違って人間の子供である。ただし、白い羊膜に包まれて生まれてくる。
そして、赤い羊膜に包まれて生まれてくる吸血鬼クドラクとの戦いを宿命としており、村や町ごとにクルースニクがいる。
普段は凛とした青年の姿をしているが、クドラクと戦う際は互いに馬、豚、牛、猪などに変身して戦う。
この時、クルースニクが化けている動物は白いので、簡単にクドラクとの見分けがつく。
戦闘時は自分が生まれた時に自分を包んでいた白い羊膜の一片を左脇の下に付着させておくか、その白い羊膜を粉末状にして液体に溶かしたものをあらかじめ飲んでおかないと、クドラクには勝てない。
この両者の伝承はスラブ圏内で様々な伝承バリエーションが存在しており、上記のように羊膜を必要とせず、そもそもクドラクは光の使者たるクルースニクには絶対勝てないと伝わっているものも存在している。
女神転生シリーズのクルースニク
幻魔に属する悪魔として登場。初出はデビルサマナー。
「凛とした青年」という伝承よりは少し年上の雰囲気で、剣を持ち白いコートを着た男性の姿をしている。
こちらに背中を向けた流し目風のクールなグラフィックと、コートの背面には印象的な、大きく描かれたコウモリのマークがある。
登場回数が少ないため知名度はやや低いが、かっこいいデザインや、クドラクとの対立構図などもあって人気は高い。
デザイナーの金子一馬氏によると正統派の美形剣士としてデザインしたが、家畜に変身して戦うという伝承から、実は天然というイメージもあるのだという。
女神異聞録デビルサバイバー
ある主要人物と深く関わる形で登場。
伝承にならってクドラクと対立する。
彼に関連したイベントの進め方よっては主要キャラ数名が死亡するなど、印象深い活躍を見せた。
ストレンジジャーニー
クドラクと対になる形でEXミッションの依頼主として登場。
通常の報酬のほか、両者のミッションをクリアすることで、ちょっとしたイベントシーンが見られる。
ペルソナQ2 ニューシネマラビリンス
長らくペルソナシリーズに出演していなかったが、クドラクと共に本作で初登場。アルカナは『法王』。
『剛毅』ジークフリードと『剛毅』アラミタマとの特殊合体で作成可能。
ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター(WA4)のクルースニク
特務局ブリューナクの副長。愛車「ジャベリン」で戦場を駆け渡る。
本名クルースニク・アートレイデ。ユウリィ・アートレイデの兄であり、彼なりに彼女を救おうとしている。信念は徹底的に貫く主義ゆえ、「槍」の異名を持つ。
試作型ARMハウリングスパイクの使い手。真面目過ぎるのが難で、ジェレミィから「クニークルス(真面目兎)」と茶化される。
ARMの適合者ではないが、それを補うためにアウグストから与えられた「LiNKER(リンカー)」という薬を服用して擬似的な呼応因子を形成してARMを使用している。故にARM使用の度に抗衝動に苦しんでいる。後に自らの意志の力で薬を服用せずにARMを使用する事が可能となった。
またクルースニクの異能「蒼の騎士(ペイルライダー)」はジャベリンと心を通わせ、搭乗者の意思を実行出来るようにさせる能力を持つ。
トリニティ・ブラッドのクルースニク
主人公アベル・ナイトロードのコードネーム。
詳細は当該記事参照。
オレカバトルのクルースニク
「ま、ライフワークみたいなモンだからね。」
CV:粕谷雄太
新3章「風隠の陰謀」に登場したクラス3・水属性・戦士・男性モンスター(画像右上)
れっきとしたヴァンパイアハンターであり、「退魔のステイク」「拘束のステイク」などといった悪魔族(オレカの吸血鬼は基本悪魔族として分類されている)に有効な技を使う他、「ホワイトプロテクション」などで味方を補助することが出来る。
伝承にならい、クドラクとは対になる存在。彼自身もクドラクを宿命の敵として定義しているが…?
白(銀)と青を基調とした特徴的なコスチュームを身にまとい、両手に武器となるステイク(杭)を常に握っている他、よくよく見ると背にも何本か背負っている。
「凛とした青年」という伝承の通り精悍な顔立ちだが、一方で獣耳のような髪型もあるためかどこか可愛らしい印象も受ける。(これは恐らく獣に変身する、という伝承から。彼のEX技も☆4以下の獣族・幻獣族・鳥獣族に変身するというもの。尚、人間のような丸い耳もある。)(ちなみにクドラクには尻尾が生えている)
ドロップアイテムは白い膜であり、これも伝承に準拠しているといえる他、彼自身の作成に必要になるので欲しいという人は一度戦う必要があるだろう。
ちなみに彼をリーダーにしてBoss版のクドラクに挑むとカットインが発生する。
ソロモンプログラムの1stサイン「ナイトメア」より宿敵共々まさかの登場を果たし、バトラーたちを驚かせた。
彼の種族は変わらず「戦士」だがクドラクは種族が「アンデッド」となっているため、「退魔のステイク」の有効な種族が変わったほか、クドラクとのカットイン台詞にも多少の変化がある。
公式イベント「天下一バトル会」にも出演し、声優もそこで判明。また後日には別の動画にてゲストとして登場し、クドラクとの対談が行われ…「大福好き」などといった情報が追加された。