航空戦隊
こうくうせんたい
各国
日本
複数の軍艦 (菊花紋章を戴いた艦。戦艦、巡洋艦、空母、砲艦。) または隊 (非軍艦艦艇である駆逐艦や潜水艦など、あるいは航空機で構成される。)で構成される戦隊のうち空母を主力としたものと、基地航空隊で構成されるもの。すなわち空母部隊と航空機部隊の両方に用いる。航空戦隊複数で、航空艦隊を構成する。ただし空母部隊については第一航空艦隊のみが航空艦隊とされ、その壊滅後に編成された空母艦隊は第三艦隊とされた。
アメリカ
アメリカ海軍では複数の空母で「空母戦隊 (Carrier Division:CarDiv)」を組んだ。しかし実戦においては各空母は巡洋艦や駆逐艦とともに空母任務部隊を組んで戦った。
1973年になると、戦隊は「空母群 (Carrier Group : CarGru) ]に改編され、2004年に現行の空母打撃群 (Carrier Strike Group : CSG) となった。
なおDivisionは日本においては隊の訳語として使われるが、西洋の海軍においては日本のような「隊は軍艦じゃないやつが組むもの」ということはなく、戦艦や空母でもDivisionを組んでいた。そのためそのようなDivisionを戦隊と和訳したり、逆に日本の戦隊がSquadronではなくDivisionと訳されたりする。
イギリス
航空戦隊に当たる部隊としては、1916年に東インド・エジプト水上機戦隊を組んだ。
空母についてはアメリカ同様「空母戦隊 (Aircraft Carrier Squadron) 」を組んだ。第1空母戦隊はイギリス太平洋艦隊として太平洋に向かい、第57.1任務群として沖縄戦に参加した。
21世紀には、一時中断しつつ「連合王国空母打撃群 (UK Carrier Strike Group : UKCSG)」が設立された。
他国
空母で戦隊組むような時代にそれが必要なほど空母持ってた国がそもそもほかにない。