フィクションの戦士の集団を指す事もある。超人的な集団はスーパー戦隊もしくは戦隊ものを参照。
概要
軍における運用単位。日本においては陸軍の航空隊や海軍の艦隊における編成単位として用いられた。
第二次世界大戦中の日本陸軍では飛行戦隊と呼ばれる部隊が航空部隊の基本単位であった。各戦隊は独自の部隊マークを機体に施し、所属部隊の識別と団結心の向上を図っていた。
海軍の戦隊は英語のSquadronの訳語であり、艦隊(Freet)よりも小規模な艦艇集団を意味する。
艦隊と戦隊
通常、艦隊は大規模な運用単位であり、適宜隷下に運用しやすい小集団を配置した。これが戦隊の始まりとなる。
旧大日本帝国海軍の場合、平時には軍艦4隻単位に相当する同型艦集団による戦隊が組まれた。この場合の軍艦とは広義の軍艦ではなく、軍艦籍を持つ艦艇すなわち菊花紋章を艦種に配した艦船のことで、戦隊を組む場合はおおむね戦艦、巡洋艦、航空母艦が該当する。
軍艦以外の艦艇それ以外の艦種(駆逐艦、潜水艦など)はそれに見合った艦艇集団を持って1単位として軍艦1隻とみなし、複数の艦艇集団を軽巡洋艦1(潜水艦の場合は潜水母艦)をもって統べ1個戦隊に相当する戦力とみなした。
戦時においては消耗度合いに応じて再編成されるケースも多く見られた。
また、米海軍においては艦隊、戦隊編制よりも柔軟性の高い任務部隊(タスクフォース、Task force)編制を重要視する傾向が見られた。
海上自衛隊では戦隊という単位は用いていないが、強引に解釈するなら「群(Flotilla)」が戦隊に相当する艦艇集団の単位であるとも考えられなくもない。
日本海軍における戦隊の一覧
尚、戦隊名がタグとして用いられているものとしては、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」のグループタグとしての用法が多い。