概要
別名ムーミン谷が生んだ白い死神。
あまりにもチート過ぎて、アンサイクロペディアではルーデル閣下に次いでお手上げと言う事態になっている。
なお駐日フィンランド大使館によるとフィン語転写した場合「シモ・ハユハ」となるらしい。
フィンランド人からは愛称である「シムナ」
敵であるソ連兵からはБелая Смерть(ベェラーヤ・スミャルチ=白い死神)と呼ばれた
狙撃能力と凄すぎる活躍
狙撃において彼はモシン・ナガンを使用していたのだが、「レンズの光が反射して居場所がバレる」と言う理由からスコープを装備せずオープンサイトで狙撃を行っていた。それでも300m以内の敵は確実にヘッドショットされている。成層圏まで狙い撃つ誰かさん達超してるぞオイ……
以下はその代表例である。
- 一分間に150mの距離から十六発の射撃に成功。(モシン・ナガンはボルトアクションの上、装弾数も5+1のため、最低2回のクリップ給弾が必要)
- シモ・ヘイヘがいるという林の中に足を踏み入れた小隊が1時間後に全滅。
- 気をつけろと叫んだ兵士が、次の瞬間にヘッドショットされた。
- 野営中の真夜中にトイレからテントまでの10mの間にヘッドショット。
- コッラー河の戦いにおいて、わずか32人で4000人の赤軍を撃退している。
- 戦後のインタビューで狙撃の秘訣を聞かれて一言「練習だ」
スナイパーとしての公式記録は505人と伝わっているが実はコレ、開戦当初の狙撃人数がカウントされていない。加えて彼はサブマシンガンの名手でもあり、前述のコッラー河の戦いではスオミKP-31で多数の赤軍兵を殺している…
しかし1940年3月6日、防寒着の背中を砲弾の破片によって切り裂かれた以外、ほぼ負傷した事がなかったヘイヘも、遂に赤軍兵士の凶弾によって左上顎を撃ち抜かれる重傷を負うが、幸いにも長距離偵察に出ていた味方に発見され、一命を取り留める。(収容した兵士いわく「頭が半分なくなっていた」)
負傷から一週間後に意識を回復するも、冬戦争はその前日に終結していたのであった・・。
これらの戦歴は参戦してから負傷するまでの約100日間の出来事である。
ぶっちゃけ異能生存体も真っ青だよ……
されに驚くべきはこれがラノベや漫画のキャラではなく、実在した人物だというところ。もっと言えばあまりのチートっぷりに彼は戦後に五階級特進(兵長→少尉)というラノベや漫画も真っ青の昇進を遂げている。
同戦争ではスロ・コルッカという似たような経歴を持つ狙撃主が居り、彼の活躍を知ったヘイヘは途中から確認戦果を記録する様になる。
冬戦争後は、猟犬ブリーダーとして余生を過ごしつつ2002年に御年96歳でこの世を去った。
多くの人間の命を奪ったことに関しての後悔は無いようで、「やれと言われたことを、可能なかぎり実行したまでだ」と答えている。