シンハラ語
しんはらご
スリランカで用いられているインド・ヨーロッパ語族の言語。
概要
インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属する言語。スリランカの公用語のひとつで、同国人口の3/4を占めるシンハラ人の民族語である。
島国の言葉である事から発音などの面で周辺のインド・イラン語派の言語とは異なる変化を辿っている。またスリランカのもうひとつの公用語であり同国人口の1/4を占めるドラヴィダ人・ムーア人の言語であるタミル語(ドラヴィダ語族)から語彙や文法などの面で多くの影響を受けている。
直接の関連があった訳ではないものの、語順や発音などの面で日本語との共通点も多い。
表記にはシンハラ文字を用いる。近隣のタミル語やマラヤーラム語などで用いられるタミル文字やマラヤーラム文字などと同じ起源を持つ文字体系であるが、渦巻き状のやや複雑な形状が特徴的である。