白いカリスマ
しろいかりすま
概要
首都高バトルシリーズに登場するライバルの1人。
初出は『首都高バトル2』。後継作品でも頻繁に登場する、本シリーズの看板キャラクターの一人。
同じく看板キャラである迅帝に並ぶ強敵であり、彼にも引けを取らないカリスマ性と実力を持っている。
本名は「舘渡」。職業はプロレーサー(C1GP)、不明(X)、棋士(PSP)など作品によって異なる。パロディーが多いこの作品だが彼もその例に漏れず、レース漫画「よろしくメカドック」に登場する那智渡がモデルと言われている。
登場作品
首都高バトル2
初登場作品。ゲーム前半のボスである「BIG BOSS」のリーダーとして登場する。尚、こちらの乗るマシンによっては彼ではなくパープルメテオが先に登場する。
首都高バトル0
第2部のボス集団「十二覇聖(THE ZODIAC)」のトップとして登場する。彼を倒せば2部クリアとなり、ストーリーは事実上完結となる。
搭乗マシンはRE雨宮のボディキットをモチーフとした専用カスタマイズがされている。マフラーは後方と右側に2本出ており、純正ホイールもあいまって非常に特徴的なスタイルをしている。
パワーユニットは3ローターターボ(※1)の1106馬力。この時点で充分おかしい数値(※2)ではあるが、それ以上にぶっ飛んでいるのが車重。なんと998kgという超軽量化(※3)を達成しており、パワーウェイトレシオは0.90。ゲーム内の最高速度である425km/hにも一瞬で到達する。
彼のカスタムカーを購入しステッカーをつけると彼と同じ通り名がつくが、ショップで売られているマシンは後で塗装することができ、ステッカーを貼った状態でペイントすると、その色にちなんで通り名が変化する。具体的には黒色にすると「黒いカリスマ」、赤色にすると「赤いカリスマ」、青色にすると「青いカリスマ」といった感じ。
なお同じく「十二覇聖」の1人にして環状線のボスである「黄金の疾風」との関係をにおわせる記述がある。
首都高バトルPSP
今作もFD3Sで登場。やはりRE雨宮のフルエアロで纏めている。メンバーにするにはエリアを半分以上制覇する必要がある。年齢は39歳。職業は棋士。
レーシングバトル
FD3Sで登場。PSPの時と同じく、RE雨宮のFDで登場している。
首都高バトルX
ゲーム内の最終章、C1エリアのボスとして登場する。
パワーは612馬力とロータリーとしては頑張っている方だが、0時代の半分近くまで落ちており、車重も1165kgとよく言えば現実的、悪く言えば凡庸なスペックとなっている。
マシンはフェンダーを切り欠くことで着地寸前まで車高を下げている。
湾岸ミッドナイト(PS3)
モンスタークラスのサバイバルモードで登場。マシンはXのものをそのまま使ってる。
ドリフトスピリッツ
首都高バトルのコラボとして登場。愛車はXのカラーリングをモチーフにしたFD3Sとなっている。
白いカリスマ本人も仲間として入手することができる。
(※1)3ローターの20Bはユーノス・コスモだけに採用されているため、エンジンを換装していると思われる。0では01のようなエンジン換装はプレイヤー側では不可能であり、ライバルカーへの採用例も専用カスタムカーに絞られる。同作の400人のライバルのうちエンジン換装しているのは彼と「12時過ぎのシンデレラ」(同じくFD3Sに3ローター)、「辻斬りギャンブラー」(bBに3S-GTE、しかもミッドシップ)、ラスボスの「???」(S30にRB26DETT)の4人だけである。
(※2)レシプロエンジン以上にパワーチューンが難しいとされるロータリーエンジンでこのスペックは現実だとほぼ不可能に近い。尤も本作はライバルのマシンスペックがシリーズを通して最もインフレしており、通常ライバルですら1000馬力越えのマシンに乗っている者がゴロゴロいる。
(※3)現実世界でこれに近い数値として2010年にレボリューションが製作したタイムアタック専用機のFD3Sが車重987kgとなっているが、外装は全てカーボン化されたGT300のボディキットで内装や足回りもほとんど特注・ワンオフというスペシャルマシンである。
その他
街道編においては、彼は一切出ていない。
元来派生作品ということもあり、首都高との繋がりも薄くパラレルワールドのようなもので、存在すらしていないのでは?…と言われているが、十三鬼将のスティールハート曰く、彼も街道の世界には存在はしているらしい。
首都高編において唯一『首都高バトル01』には登場していない。
迅帝とは長きに渡り首都高最速を取り合っている。
彼が現れるまでは、首都高最速として君臨していた。
0のプロローグでは、「一台のマシンが、それまで最速と呼ばれていたマシンを抜き去った」という記述があり、この"それまで最速と呼ばれていた"者が彼だった可能性もある(もしくは「???」か)。
迅帝に負けて以来、首都高から姿を消していたようだが、彼が負けた後に再び首都高に現れ最速の名を取り戻している。
捉えようによっては、迅帝から逃げているようにも取れるが、本人もそのことを非常に気にしているらしく、「迅帝に勝つまでは、足踏みをしてはいられない……!!!」と語っている。