特別職国家公務員としての身分を持つ。
16の階級にわかれ、3尉以上の8階級を幹部自衛官と呼ぶ。
自衛官になるには様々な道があるが、ポピュラーなコースは以下のものがある。
- 任期制自衛官
陸上自衛隊は1年9か月、海上・航空自衛隊は2年9か月という、短い年数のみ就任するコース。
18歳以上27歳未満、男性は年何度か募集しているが、女性は年1回のみの募集である。
3ヶ月間「教育隊」で訓練を受け、その後各部隊に配属される。
試験を受け昇進して自衛隊に残る者もいるが、多くはそのまま退官し一般企業などに転職する。
幹部自衛官を養成する、高校卒業後に受験可能な学校。
自衛隊所属の医療職につきたい人のためのコース。
中卒で入学し、高等学校卒業資格も同時に取得する。こちらは男子のみ。在学時は正確には「自衛官」の身分ではない。
他にも様々な道がある。
予備自衛官
常勤の自衛官の他に、予備要員として登録されている人員もいる。
任期が終了するなどして退職、一般企業に勤務している者がなるケースも多い。
即応予備自衛官、予備自衛官、予備自衛官補の区分があり、いずれも手当とそれぞれに決められた日数、定期的に訓練を受ける必要がある。
一般の自衛官とは違い、普段は民間企業に勤務したり家庭の主婦などをしていたりするが、有事の際常勤の自衛官の人手が足りない事態になると招集される。
東日本大震災では被災者の支援や復旧活動のため、初の招集が行われた。