CV:阿澄佳奈
概要
ふわふわのくせっ毛の少女。
桜ノ花咲夜学園1年右組。
天沼矛町で兄の月読神臣と2人暮らし。
概要
極度の引きこもりで、家から出ようとするだけで嘔吐し気絶してしまうほど。
学園には通っておらず、パソコンに繋がれた「お兄ちゃん監視ツール」を用いて、自室から月詠神臣を中心とした外の世界を覗くことを日課にしている。
基本的にネットゲーム「八岐大蛇SNS」でプレイ時間が数千時間にも及ぶほどのネトゲ廃だったり典型的な引きこもりではあるものの、意識的に「がんばらない」ようにしてる節もある。
意外とアクティブな側面もあり、外出して友人が欲しいという意欲もある。
月読の巫女
元々は日本神話における最高神である「アマテラス」の力を宿した家系の巫女だった。
八百万の神々が支配するこの世界(日本)の全てのモノは有機物・無機物に関わらず、個の人格を持つ『神』と称すべき何かを宿しており、『神々』にはその概念に沿って序列が存在する。
世界の神>国の神>町の神>家の神>机の神>材木の神…のように、部分の神は全体の神の一部である。
上位である全体の神は、下位である部分の神を支配し従わせ、自由に変化させることができる。
この変化を『改変』と呼ぶ。
神には人格があり、自由に考え行動するが、通常は最高神であるアマテラスがそれらを統制している。
つまり、アマテラスが望んだとおりに、『世界』はその姿を変える。
要するに涼宮ハルヒみたいなものである(原作にもまんま涼宮ハルヒを引き合いにした説明がある)
幼いころは周囲の人間に言われるがまま世界を維持すべく「がんばる」毎日を送っていたが、その負担に耐え切れずに逃げ出してしまう。
またその際に「最高神のちから」が自分から兄へ移ったと考察しており、「お兄ちゃん監視ツール」を使っていたのもそのためだと鎖々美は思っているが……。
以下、ネタバレを含みます。
幼いころ、実家の月読神社の修行に耐え切れず抜け出して触れたネットカフェのインターネットで世界に付いて触れて、自らにかけられた重責の重さを知る。
そして「がんばる」ことに耐え切れなくなった鎖々美は、付き人の兄を連れて実家から逃げ出し、そこで「がんばらない」毎日を送る。
外へ出られないのは、神による世界改変を知覚出来てしまう事、最高神「アマテラス」の力が兄に移っていたと思い込んでいたため。
だが実は「最高神のちから」は兄・神臣に移ってはおらず、鎖々美の思い込みであった。
つまりチョコレート事件や八岐大蛇SNSでの八岐大蛇の暴走は、鎖々美の無意識による改変の結果である。
鎖々美に植え付けられていた「肉腫(肉ちゃん)」の造反、および神臣の出奔・邪神三姉妹の月読神社襲撃の一件で判明した後、その事実を受け入れた事と兄や邪神三姉妹との絆によって外出できるようになる。
しかし兄や邪神三姉妹との絆を経て、なんとか引きこもる事を止める。
その後も「がんばる」と「がんばらない」を繰り返している。
本質的には自分の「がんばらない」事によって他人や周囲の人間に負担がかかる事を是としない性格であり、甘えん坊で情に厚い所もある。
当初はブラコンとして描かれていたが、2年生編からは友人となった邪神かがみや蝦怒川情雨に対して行き過ぎた友情(百合)の感情を向けたりしている。