概要
前作から2年後、「永遠のナギ節」が訪れたスピラを舞台にユウナの新たな冒険が繰り広げられる。
操作キャラがユウナ、リュック、そして今作から登場するパインの女性3人だけだが、豊富なドレスフィア(ジョブ)やリザルトプレートのおかげで戦略は豊富かつ奥深い。
FFのお約束であるアクティブタイムバトルも復活しテンポの良い戦闘を楽しむ事が出来る。
また、多くのプレイヤーが熱望した「強くてニューゲーム」機能が実装され、アイテムやイベントの取り逃しを心配することなく自由にプレイ可能。
周回プレイを想定したゲームであるためメインストーリーは短いが、サブイベントは豊富。隠しダンジョンであるアンダーベベルは近年のFFシリーズでは屈指の難易度を誇り、ゲームを何周もして装備を整え挑むのがセオリーとされる。
ゲームとしての完成度は非常に高いのだが、ギャルゲーにしか見えない露出度の高い衣装やいきなりユウナが歌いだす突飛なストーリー、通常のボイスとイベントで歌う時のボイス(歌唱時のみ倖田來未が担当)が違いすぎる事などがファンの反感を買い、黒歴史化される傾向にある。
本作に限らずFFシリーズの制作スタッフは(特にエロ関係で)作品に何らかのネタを仕込むものだが、あまりに悪ノリが過ぎたのか多くのファンに見放されてしまった。
INT版では新たなダンジョンやボスモンスター、クリーチャークリエイトなどさらにやりこみを深める要素が追加されている。
メチャクチャ面白いっちゅうねん…(´・ω・`)
さらに、前作のあまりに救いのないエンディングに対する救済として、1回の周回中に全てのイベントをコンプリートした状態(コンプリート率100%)でクリアすると……
ストーリー
2年前、ユウナ達が「シン」を倒し、スピラはその恐怖から解放された。究極召喚ではなく、エボン教が公認していなかった方法で「シン」が完全に消滅したことから、人々の間に寺院に対する不信が芽生え、人々の間で新しい時代を作るエネルギーとなっていた。そんな時、エボンの僧官を自称するトレマが、歴史の真実を発掘することを提唱し、各地にスフィアハンターと呼ばれる人々が現れるきっかけとなった。
そして召喚士達の生活も変わった。以前のように目的の達成=死であり、しかもその途中で死ぬこともあり得るという、いかなる形でも死という結末しかなかった時代は終わり、彼らも召喚士としての自分を過去の物として新たな生活を送っており、中にはスフィアハンターになった者も少なくない。
今作の主人公ユウナもその一人。リュックやパインと共に珍しいスフィアを求めて、飛空艇で世界を飛び回っていた。