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BLOODY MONDAYの編集履歴

2013-06-12 01:17:12 バージョン

BLOODY MONDAY

ぶらっでぃまんでい

BLOODY MONDAY(ブラッディ・マンデイ)とは2007年から『週間少年マガジン』にて連載していた、龍門諒原作・恵広史作画の漫画作品。およびそれを原作とした連続テレビドラマ。

概要

日本の天才ハッカーである高校生がハッキング能力を駆使しながら日本の治安機関と協力をして、無差別大量殺人を目論むテロ集団に立ち向かう物語。『週刊少年マガジン』2007年17号より連載を開始。「目眩く頭脳戦」、「予測不能の展開から目を離すな」、「少年漫画史を変えるショッキングサスペンス連載」というフレーズでの宣伝がなされていた。


2009年20号(4月15日発売)でSeason1が終了し、半年後の同年46号(10月14日発売)からSeason2『絶望ノ匣(パンドラノハコ)』が連載開始。Season2は2011年21号(4月20日発売)で終了。同年29号(6月15日発売)よりラストシーズン(Season3)が連載開始。ラストシーズン(Season3)は2012年17号(3月28日発売)で終了し、連載に幕を閉じた。



登場キャラクター

※演…ドラマ版で演じた俳優


主要人物

高木藤丸(たかぎ ふじまる)

演:三浦春馬

本作の主人公。弥代学院高等部2年・新聞部員(Season1)→浪人生(Season2〜)。

普段は不真面目な学生。しかし影では天才ハッカー「ファルコン」として高度なハッキング能力を駆使し悪人の不正を告発している。実力はウィザード級と評される。その能力は天性のものらしく、小学4年生で有料アダルトサイトのハッキングに成功している。これが藤丸の初めてのハッキングである。

竜之介の勤める公安調査庁のコンピュータシステムに侵入したことがきっかけで、竜之介の仕事を手伝っている。その仕事の1つとして請け負った「クリスマスの虐殺」の解読を発端に、一連のテロ事件に関わっていくことになる。Season1後半で正式にTHIRD-iの職員となり、東京をテロから救った。

「魔弾の射手事件」の最中に水沢響とは恋仲に。事件が解決後は一時期遥と兄妹2人で旅行していたが、Jの連絡を受け失踪。事件の1年後(Season3)、物語綴(ストーリーテラー)を止めるためにJと共に行動し、テロリストの汚名を被る覚悟で東京ネオタワーへのハッキングを敢行する。

「ファルコン」は姓の「高(たか)」の部分を同音の「鷹」に置き換えた英語に由来している

身長162cm(Season1)→172cm(Season2)、血液型はB型、獅子座。誕生日は7月24日。好物はピザ。


九条音弥(くじょう おとや)

演:佐藤 健

弥代学院高等部3年生・新聞部部長→東京大学法学部在学(Season2〜)。藤丸の幼馴染であり親友。藤丸がファルコンであることを以前から知っており、ハッキング行為や竜之介の仕事の手伝いについても藤丸本人から聞かされている(藤丸はこのことを「バックアップ」と称している)。

全国大会を二連覇した弓の名手で、60m先の人間を射抜く腕前を持つ。家庭は裕福で、邸宅は藤丸が迷うほど広い。ロシア語が多少できる。幼い頃に誘拐され高木竜之介に助けられた過去をもつ。パソコンを使用しない場面での藤丸をフォローすることが多い。

九条正宗の孫。他人や物事からは一定の距離を置いた冷静な態度をとることが多く、政宗に「なかなか他人を信用しない」と評されている。しかし、遥だけに対してはリラックスした表情を見せることもある。遥に好意を抱いており「多少のムチャしたくなるくらい」と語っている。本人は片想いのつもりでおり、実は相思相愛であることに気づいていない。

身長176cm、血液型はA型、牡羊座。誕生日は4月4日。好物は銀杏入り茶碗蒸しと甘味。


折原マヤ(おりはら まや)

演:吉瀬美智子

フリーの工作員。名前も偽名。基本的に営利目的であり、雇われ先の組織の理念には何ら共感を示さない。悪女的な性格ではあるものの、ある意味では劇中で一番人間臭い人物。

Season1ではロシアにてBLOODY-Xを入手、その後ロシアの連邦保安庁の諜報員を殺害し、「ファルコン」によってセクハラを暴かれ解雇された弥代学院高等部生物教師・日景の後任として藤丸の前に現れる。

Kから厚い信頼を寄せられ、直接指示を受けて動いていたが、藤丸たちによってTHIRD-iに連行され、司法取引を持ちかける。その後、宝生と共に藤丸と加納を港に誘い込み、藤丸を連行。遥と音弥の命と引き換えにTHIRD-iへのハッキングを命じる。Jが喫茶店で藤丸と面会した時には、嘘のウイルス散布情報による混乱を大きくした。後にKの命令で神島を射殺する。

最終的に組織を見捨て、テロによる経済の変動を利用し株で利益を得ようとしたが、結果的にテロが阻止されたため失敗に終わる。

身長166cm、O型、牡牛座。誕生日は4月28日。好物は豚肉とフカヒレ。B:101W:60H:96。


J(じぇー)

演:成宮寛貴

テロ組織の参謀。本名は神崎潤。藤丸に匹敵する頭脳を持っている。

自分も神島紫門の後継者としての発言はしているものの、信仰心はあまりない。むしろそのことに嫌悪感を抱いており、何より望むものは自由。

組織の計画を遥に漏らした宝生を粛清しようとしたり、THIRD-iに連行されたマヤの失態を厳しく追及したりするなど、失敗した部下には嫌悪感を示すが、作中の言動を見るとミハエルにはかなりの信頼を置いている様子。また、彼にだけは自分の本音や思想観などを話したりすることがある。ヤコブ、カインやアベルなど自分の直属の部下にも一定の信頼を置いている。

任務をゲーム感覚で楽しんでおり、藤丸もそうであると思っているため、Kと意見が合わないことがある。また、Kを心の底から信頼してはいない。

音弥とは異父兄弟、Kとは異母兄弟である。神島紫門の10番目の子で、「知恵の星」。

Season2からは某国の諜報機関と協力関係を結び、「パンドラの匣」を巡るテロの裏で暗躍していた。しかし物語綴の思惑通りに事が進むことを良しとせず、協力関係を解消して処分されかけた響を保護、藤丸と接触し物語綴打倒のための共闘を持ち掛ける(Season3)。

身長166cm、A型、双子座。非常に味音痴で、好物は気軽に食べられるもの、しょっぱいもの。特にカロリーフレンドが好き。中二病を卒業できない事を気にしている…?


K(けー)

テロ組織のリーダー。極めて高い頭脳の持ち主。フードを被って目元、頭部を隠している。

ジャックやマリアと携帯で直接連絡をとったり、THIRD-iに捕まったマヤが絶対に自白しないと信じるなど、一部の部下には信頼を置いている。

しかし参謀であるJに関しては不信感を抱いている部分もある。「ファルコン」の処遇についてもJと対立していた。

神島紫門の11番目の子で「魂の星」。


神島紫門(かみしま しもん)

演:嶋田久作

宗教団体の祖。52歳。

テロ組織の影の実力者で、KやJの父親。宗教団体のトップとして、カリスマ性と口の上手さで多数の信者を獲得。ロシア人の血を引いており、そのことを誇りに思っている。国家転覆テロを起こした首謀者として死刑が確定して拘置所に収監されていたが、Jたちの手で脱獄し教団と合流する。しかし収監中に政宗の提案により体内に放射性マーカーを埋め込まれていたことで藤丸たちの追跡によりアジトを襲撃され、逃亡中にマヤに殺される。

優秀な遺伝子を持つ11人の女性と子をもうけ、子供のことを「星」と呼んでいる。

身長182cm。うお座。



藤丸関係者

高木遥(たかぎ はるか)

演:川島海荷

藤丸の妹。弥代学院中等部3年生(Season1)→高校2年生(Season2)→高校3年生(ラストシーズン)。腎臓に障害があり、定期的に人工透析を受けている[2]。テロ組織に3度拉致された経験があるが、いずれも藤丸によって救出されている。また音弥に憧れと恋心を抱いているが、自身は片想いと思っている。身長152cm、血液型はO型、蟹座。B:79W:58H:84。好物はケーキ。


朝田あおい(あさだ あおい)

演:藤井美菜

弥代学院高等部2年生で新聞部の副部長、2年後は大学文学部に在学。竜之介がボランティアで教えている空手の生徒の一人で、実戦空手全国大会の女子最年少チャンピオン。竜之介を非常に慕っている。藤丸のことを気にかけているが、藤丸がファルコンであることを知らなかったときは、彼がいつもネットに向かっているのはエロゲや18禁サイトばかりを閲覧しているからであると思っていた。遥を透析治療のため病院に連れて行く途中で、遥を人質にするため現れたマヤに左腿を撃たれ負傷する。身長162cm、血液型はAB型、天秤座。好物は某ファーストフード店のアップルパイといかの塩辛。スリーサイズはB:85W:60H:88。


安斎真子(あんざい まこ)

演:徳永えり

弥代学院高等部1年生の新聞部員。藤丸には「アンコ」と呼ばれているが、本人はその呼称を嫌がっている。ファンサイトを立ち上げるほど「ファルコン」に心酔しており、その正体が藤丸だと知った時には興奮していた。また藤丸が「ファルコン」なので尊敬している。エロにはあまり免疫がなく、セクハラは絶対に許せないという姿勢はあおいと変わらない。英と親しく、2人で個人的に電話で連絡を取り合っていた。また、彼がBLOODY-Xに感染・発症した時には逃げずに看病した。自分も感染し、抗ウイルス剤により助かる。身長149cm、蠍座、好物はイチジクとぶどうのパン。スリーサイズはB:87W:64H:91。


立川英(たちかわ ひで)

演:久野雅弘

弥代学院高等部2年生の新聞部員。16歳。立川水道施設の社長である父がマリアと再婚したため、ラウルという幼い義理の弟がいる。マリアとマウーロが『BLOODY MONDAY』に関わっていることは知らぬまま、家族として暮らしてきた。藤丸のパソコン閲覧を、そうであってもなくてもエロゲであると連呼してからかうなど活発な性格。怪しい目つきと息遣いでマヤのバストについて語りだす、少し危ない一面がある。しかし肝心な時に弱気になってしまう臆病な部分もあり、危険な事件に巻き込まれていく藤丸たちと距離を置くようになる。身長156cm、血液型はO型、射手座。好物は(マリアの作った)ハンバーグとエビフライ。


水沢響(みずさわ ひびき)

演:黒川智花

Season2より登場。某国の諜報機関が藤丸を監視すべく送り込んだスパイ。当初は藤丸のバイト仲間の女子大生として振舞っていたが、魔弾の射手の本格的な攻撃開始に伴い素性を明かす。その出自は、某国が優秀な諜報員の遺伝子を人工的に交配させて作った受精卵を6分割して生み出したクローン兵士で、コードネームは「Ζ(ゼータ)」。「水沢響」という名前も便宜上の偽名である。道具として生まれた自身の存在に対しては虚無的で、任務のためなら死も厭わない性格だったが、発電所への潜入任務中に溺れ死にかけた自分を救い、一人の人間として認めてくれた藤丸に好意を抱き、某国から離反して「水沢響」として公私ともに彼を支えることを選ぶ。

Season3では、藤丸と共にJと共闘関係に。


九条政宗(くじょう まさむね)

演:竜 雷太

音弥の祖父。

物語開始時点で法務大臣を務め、Season2より総理大臣に就任。弥代学院のOB。奏音が神島との間にJを生んだことを知り、幼かった音弥を奏音のもとから引き離したことで、音弥とのわだかまりが残っている。

Season1では仕事で数十年ぶりに学院を訪れることになったが、遥らと共に保健室に向かう時に「BLOODY-X」に感染し発症した英を目撃し、自身もウイルスに感染する。その後、抗ウイルス剤によって助かる。

Season2では総理大臣に就任早々、「魔弾の射手」のテロに直面することになった。

身長174cm、A型。好物はハモ。

ちなみに、ドラマ版では「九条彰彦」という名前になっている。



THIRD-i

高木竜之介(たかぎ りゅうのすけ)

演:田中哲司

THIRD-i副長で、高木班班長。藤丸、遥の父。43歳。

同僚・部下から慕われている。監視のためとはいえ藤丸に仕事を手伝わせることには複雑な心境を抱いている。テロリストにより沖田殺害の罪を着せられ全国指名手配された。沖田の形見のファイルを加納に手渡し病院に収容されるが、伊庭の策略により脱出を余儀なくされ、弥代学院でのアウトブレイクに遭遇。藤丸たちとの共闘で学院を包囲していたテロリスト達を退けた後にTHIRD-iに保護される。

Season2ではTHIRD-iの課長になるが、「魔弾の射手」への潜入捜査との兼ね合いから表向きは指名手配のままになり、組織のメンバー「ビースト」として火野アレクセイの動向を監視する任務に就く。しかし「第三の皇帝」の在り処を突き止めた後スパイであることを火野に見抜かれ、搬送先の病院で藤丸への遺言を残し息を引き取った。

身長175cm、血液型はB型、蟹座。好物はおでん。


霧島悟郎(きりしま ごろう)

演:吉沢 悠

THIRD-i高木班のメンバーの1人で主任。28歳。

高木不在以降、班の指揮を執る。藤丸の知識と行動力を高く評価しており、彼が積極的にTHIRD-iの活動に加わることを許可する。Season3では課長になっている。

身長171cm、血液型はA型、山羊座、好物はしいたけ。


加納生馬(かのう いくま)

演:松重 豊

THIRD-i高木班のメンバーの1人。32歳。射撃のスペシャリスト。

マヤとの司法取引の現場に向かう際、裏切った宝生に頭を撃たれたが、弾は殺傷能力ゼロの高圧電流弾であったため、気絶しただけで済んだ。宝生に対しては自分を撃ったことには一言も言及せず、最後まで彼女を救おうとし、彼女の死後は仇打ちのために単身、J達を尾行した。

過去、ロシアにいたことがある。

身長169cm、血液型はO型、獅子座。好物はワイン、日本酒、海苔。


南海かおる(みなみ-)

演:芦名 星

THIRD-iの一員。元々は榊の率いる班の所属だったが、宝生の死後から藤丸の護衛として共に行動する。

藤丸とは対称的にサイバー技術に関しては疎く、携帯電話もあまり信頼していないようである。男勝りな物腰のためか加納からは「色気がない」と評されている。

Season2では、自衛隊に所属していたが「魔弾の射手」のテロ発生に伴いTHIRD-iに復職する。澤北と森見とは同期。

身長164cm、血液型はO型、水瓶座。好物はボリュームのあるハンバーガー。スリーサイズはB:88W:61H:86。



その他の人物

ミハエル(みはえる)

神島一派の情報技術担当。眼鏡をかけた青年。

藤丸には及ばないものの、彼のTHIRD-iへのハッキング方法を一目見ただけで覚え、ウイルスデータを先回りして消したりするなど高いハッキング能力を持つ。Jからは信頼されており、個人的な会話をすることがある。また自身の失態には言及されずにフォローされたため、失態を追及されるマヤには苛立ちを見せる。

Season3におけるテロでは、藤丸とJの補助を担当する。

原作のおまけではやられキャラのような扱いを受けている。

身長173cm、O型、牡羊座。好物は卵かけご飯。燃費が悪くよく食べる。


火野アレクセイ(ひの あれくせい)

キング・アーサーこと魔弾の射手のリーダー。元宇宙飛行士。

8年前の「第三の皇帝」をめぐるテロ事件で逮捕されていたが、ビーストと白雪によるハイジャック事件での交換条件により釈放。原子力発電所「みらい」をジャックしてメルトダウンを起こそうとしたが、藤丸と響により計画は頓挫。

逃走中にピーターパンの裏切りによりTHIRD-iに捕捉され、白雪に後を託し自ら銃の前に出ていき射殺された。


ピーターパン(ぴーたーぱん)

魔弾の射手のハッカー。藤丸と同じウィザード級の腕前の持主で、藤丸にネット上でハッキングのテクニックを教えた過去がある。

サングラスをかけており、英語交じりの口調で話す。パンドラの匣を手に入れて世界を掌握すべく火野を裏切り、火野の死亡後は彼にかわって魔弾の射手の指揮をとる。また、「バイカル」というハンドルネームで、折原マヤともつながっており、彼女を利用して日本政府から1億ドルをかすめとったが、彼女の取り分の5000万ドルまでだまし取ったため、マヤの怒りを買い、最後は逃亡中に折原マヤと白雪により射殺されてしまった。

折原曰く「ストーリー・テラーに利用されただけの使い捨ての雑魚」。



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