忍野忍
おしのしのぶ
「ぱないの!」
解説
学習塾跡の廃ビルで忍野メメと同居する一見8歳程度の幼女。
目を奪われる程の白い肌と金髪・金眼の持ち主で、外見とは裏腹に老人口調で話す(ロリババア)。
元は美しい吸血鬼だったがとある事情で現在の姿になり、力の大部分と真の名前「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」を失い「人間もどきの吸血鬼」となった。
年齢は当初は約500歳となっていたが、「まよいキョンシー」にて、自称「598歳と11ヶ月」…約600歳である事が判明した。
阿良々木暦を吸血鬼にし、彼がメメと知り合うきっかけとなった。
ゴールデンウィークに翼が怪異によって暴走した際には、それを沈静化した功績によりメメから「忍野忍」という名前を貰う(吸血鬼だった頃の名の「ハートアンダーブレード」=「刃の下に心あり」=「忍」という発想から)。
それ以降はゴーグル付のヘルメットを被っていたが、これはメメの趣味らしく本人は不満だったようである。(メメは忍からねだられたと言っていたが・・・)
高慢横柄で饒舌だったが、「人間もどきの吸血鬼」になってからは無口になっており、周囲をいつも恨めしく睨んでいた。
しかしその後、「かれんビー」で暦となし崩し的に和解し、再びよく喋る様になった。暦の事は基本的には「お前様」と呼ぶ。お互いが従僕でもあり主人でもある2人の関係を表わしたものと言える。ただ、暦の方は単純に「忍」と呼んでいる。
吸血鬼の残りカスともいうべき存在であり、暦が定期的に血を吸わせないと消滅してしまうが、夜間はやや力が増す。ただし吸血鬼だった頃の能力、エナジードレインとブレードは健在で暦の血を吸えば力を戻す事もでき、それに伴い幼い外見も戻った力に比例して成長し吸血鬼であった頃に近づく。
力の大半を失った後は暦の影に「縛られて」いて、普段は影の中に潜んでいるが、自在に出入りできる。
また、この事から暦の覚えた感情や感覚を一方的に共有させられている。影の中にいる限りは吸血鬼としてのスキルをある程度使用可能。
吸血鬼だった性質上、生活のリズムは夜型。
好物はミスタードーナツ(特にゴールデンチョコレート)。目当てのドーナツをメメに取られ拗ねることもある。
一度、真宵に抱きつきセクハラしようとした暦に物理的な制裁を加えたことがあり、自分の属性(ロリ)を認知し、また、暦へ複雑な感情を持っていることが分かる。
アニメ『化物語』でも台詞は皆無だったが、ドラマCDでは作者の西尾維新により「片言でしゃべるナレーター」というよくわからない役割を与えられている。
『偽物語』では原作同様に饒舌になると共に、一週丸々の入浴シーンで全国の大きなお友達を狂喜させた。
二次創作では、瞳の色が間違えられやすい。「赤色」と勘違いされやすいが、正しくは上述のとおり「金色」である。瞳の色が「赤色」なのは、吸血鬼の能力を使った時の暦である。