渡邉美樹は日本の経営者・政治家。ワタミグループ創業者、学校法人郁文館夢学園理事長｡
良くも悪くも他人に対して仕事への過剰ともいえる情熱を求める発言などが多く、TVでの「たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」などの発言で物議を醸した。
ワタミグループでは従業員の過労自殺などの裁判を抱えている関係もあり週刊文春には「ミスターブラック企業」と呼ばれ、ネット上でもブラック企業の権化扱いされている。
政治・教育活動
渡邉は政治や教育に対する関心が深く、私立郁文館を買収、ワタミの経営理念に基づいたスパルタ式グローバル教育を行う学校とした。第１次安倍晋三内閣では教育再生会議委員を務め、2011年に大阪維新の会の要請に応じて大阪府及び大阪市の特別顧問に就任｡同年、無所属で東京都知事選挙に立候補した（落選）。
2013年には、ワタミ会長を辞し、自民党から第23回参議院議員通常選挙（比例区）に出馬。この擁立は安倍晋三総裁の直々の要請によるもので自民党には抗議が殺到し平沢勝栄が立候補辞退を希望すると取れる発言を行い、石破茂が言及する程の異例の事態となったが、選挙では自民党の躍進の波に乗りギリギリながら当選した。
この結果に渡邉は「最後に正義は勝つ！」と発言した。
