平成25年7月4日に公示され7月21日に投開票が実施された参議院通常選挙。安倍晋三政権の信任をかけてたたかわれた。
「インターネット選挙運動」が認められるようになった、初の国政選挙であったが、投票率は52.61%という低さだった。
自民党と公明党が「アベノミクス」を掲げて76議席を獲得、改選前議席とあわせて過半数を確保し、第46回衆議院議員総選挙で発生した「ねじれ」が解消された。民主党は前政権時の失望感から17議席にとどまった。安倍政権批判票は日本共産党に集まり8議席に躍進。社民党は1議席に後退、生活の党は議席を確保できなかった。「第三極」である日本維新の会は8議席、みんなの党も同じく8議席を獲得している。
「ミスターブラック企業」とも呼ばれる渡邉美樹の自民党からの出馬・当選が物議を醸し、無所属では「脱原発」を訴えた山本太郎の当選が話題となった。日本維新の会からはアントニオ猪木が当選し政界復帰した。