曖昧さ回避
姓名とも、日本人男性としては多いため同姓同名の人物が複数存在する。
- 日本の元俳優、政治家。前参議院議員(東京都選出)。1974年生まれ、兵庫県宝塚市出身。
- 日本の詩人。1925年11月8日 - 1988年11月5日。画家の山本鼎と、北原白秋の妹イヱの間に生まれる。
- 日本の医師・研究者。1964年生まれ。長崎大学熱帯医学研究所 国際保健学分野・教授で、感染症学に詳しい。
- 日本の実業家。1980年生まれ。2019年からハードオフコーポレーションの社長に就任した。
ここでは1の人物について説明する。
山本太郎(俳優・政治家)
略歴
箕面自由学園高等学校在学中、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ダンス甲子園」に、友人らと結成した「アジャコング&戸塚ヨットスクール」として出場。
出場グループの多くが、揃いのスタイリッシュな衣装で、ヒップホップやロックダンスといったジャンルの(本格派な)ダンスを披露していた中、水着姿で腰をリズムに合わせて振ったり、変顔をしたりといったシュールなダンスを繰り広げ、大いに注目された。
この番組を機に芸能界入りし、高校も中退している。
当初は一発屋と見られていたが、1991年にドラマデビューして以来は俳優にシフトし、「素朴な肉体派」としてのキャラが定着した。また、関西弁の役も数多く演じ、時にヤクザやチンピラなど悪役を演じたりコミカルな役を演じたりすることもあった。
俳優としては映画の「バトル・ロワイアル」の川田章吾役、「カイジ~人生逆転ゲーム」の船井譲次役、2003年NHK大河ドラマ「新選組!」の原田左之助役などが知られている。
また、タレントとしては「トップランナー」での司会や「世界ウルルン滞在記」でのリポーターとしての活動で人気を博した。
後述の通り2011年ごろから政治活動に熱心に取り組んでおり、2013年以降、芸能活動からは事実上の引退状態にある。
2019年にはTOKYO RABBITの楽曲「#37 JIBUN LIFE」のMVに出演し、話題となった。なお、起用に関しては「演説を行う山本太郎の姿に感銘を受けた」という理由が同バンドリーダーの堂野晶敬によって語られており、どちらかと言えば「タレントとしての持ち味」というよりは「政治家としての姿勢」を評価してのものであったと推測される。
(特に政治家に転身してからは)ピンク色をシンボルカラーとして多用している。
政治活動
元々、実母とともにフィリピンの支援を行うなどの社会活動を積極的に行っており、政治的発言も多かったが、2011年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故を契機に反原発運動を活発化させたため、所属事務所を退職に追い込まれる。
2012年に政治家転身を目指し、同年12月の衆議院議員選挙に立候補。日本未来の党からの勧誘もあったものの結局「新党 今はひとり」を立ち上げ事実上の無所属(日本未来の党・社会民主党推薦)で出馬したが落選。
その後2013年の参議院議員選挙に再び無所属で立候補。当選を果たした。
2014年12月26日、小沢一郎の呼びかけに応じ生活の党に加入。彼の加入にともない党名は「生活の党と山本太郎となかまたち」へ変更。2016年に所属政党が自由党となる際、同党所属のまま政治団体「山本太郎となかまたち」を立ち上げ、次の衆議院選挙にて比例候補を擁立することを目指したが、最終的に見送っている。
2019年4月、自由党は統一会派を組んでいる国民民主党との合併を決定。彼は「山本太郎となかまたち」に代わる自身の政治団体「れいわ新選組」(のち政党へ格上げ)を立ち上げ自由党から離脱(離党)した。2019年、第25回参議院議員通常選挙に比例区で出馬、特定枠で2名が当選したが、3議席を得る得票数に至らず党首の山本自身は落選している。今後は衆議院議員通常選挙への出馬が噂されている。
独自の行動から、特にインターネット上での毀誉褒貶が激しく、辻元清美、有田芳生、蓮舫、菅直人ら一部の立憲民主党所属議員と並び、保守には最も嫌われている現役政治家の一人。また経済政策(特に消費税関連)がらみで彼を悪く言う立憲支持者も少なくない。
一方で、若年層〜中年層を中心に独自の支持者ネットワークをTwitterなどSNS上で構築しており、山本本人もインターネット上での活動に積極的である。
2021年衆議院議員総選挙では元々、東京8区から出馬予定だったが、立憲民主党の擁立していた吉田はるみが居たため出馬を辞退。
それに伴い、比例に転身した。
結果は、東京ブロックで当選し、れいわ新選組の他の候補も2名が当選する結果となった。4党同盟の中で唯一勝利を収めた結果である。
なお、れいわ新撰組のロゴには肉球のマークが用いられているが、理由としては「党首である山本が猫好きだから」
「みんなが猫のように自由に生きられる社会を目指そうという意図」などがあると街頭記者会見で語っている。ただし、政治系市民団体の「肉球新党」とは、団体参加者とれいわ支持者の多くが重なっており、何かしらの関係があるのではないかという意見もある。
思想としては反ワクチン派でもあり、HPVワクチンについては酷評し、COVID-19のワクチンも一切打っていないことを表明している。詳しくはこれを参照されたし。
2022年4月15日に参院に鞍替えするため議員辞職を表明した。比例で当選しているため、れいわの候補者が繰り上げ当選する形となる。当選後一年も経たないうちに、不祥事や体調悪化以外の、利益のために辞職する行為について他党からは衆議院を蔑ろにしているなどと批判の声が発生した。結果として東京選挙区で6位当選。
2022年7月8日に発生した安倍晋三銃撃事件においては当然、犯人への批判と安倍氏への哀悼の意を表明した。
しかし以前に彼が国会で行った喪服パフォーマンスや、事件の約1ヶ月前にゼンジロウが行った不謹慎な政治ジョークを称賛した態度が批判を浴びた。ジョークにもならない不愉快な発言内容が気になる方は個人で検索されたし。ここには記載できない
2024年の1月1日に発生した令和6年能登半島地震では政治パフォーマンスの為、真っ先に現地入りし自衛隊や政府関係者及び被災者に多大な迷惑をかけた。被災者支援のボランティアを行ったと主張しているが実際は炊き出しのカレーを食べたくらいで大したことはしていないという疑惑が浮上している。
人気配信者である加藤純一が山本太郎を支持しており、彼が総理大臣になるべきだと公言している。
関連タグ
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SEAMO(旧名:シーモネーター)・・・ラッパー。旧名時代、海パン一丁の「ストロングスタイル」はダンス甲子園時代の山本から影響を受けた。