概要
元々は大阪府の職員であった。
2008年、橋下徹が大阪府知事に就任し、府庁の改革に乗り出そうとしたとき、真っ向から噛みついて府庁のジャンヌ・ダルクと注目された。
それ以降、橋下徹や彼が立ち上げた大阪維新の会、日本維新の会への反対派として政治活動を始める。
2019年には大阪府庁を退職し大阪府議選にホームである淀川区から無所属で立候補するものの、最下位で落選。
その後大阪都構想の反対運動で山本太郎と知り合い彼が党首を務めるれいわ新選組に入党。
2021年総選挙
2021年10月31日に投票が行われた第49回衆議院議員総選挙にてれいわ新選組公認候補として小選挙区大阪5区に出馬(比例近畿ブロック重複)
この選挙区は自由民主党は自公連立の関係から、日本維新の会は公明党と大阪都構想との兼ね合いからそれぞれ候補を擁立していないため公明党候補の独壇場とも言えた。
結果は3万4千票でトップの公明候補の10万票に遥かに及ばす小選挙区では落選。
しかし重複で立候補した比例近畿ブロックでは1議席が割り当てられ、小選挙区で有効投票の10分の1以上獲得したこととれいわ新選組内での比例名簿順と惜敗率(32%)から復活当選を果たして衆議院議員の資格を得た。
2024年総選挙
2024年10月27日に投票が行われた第50回衆議院総選挙でも、前回同様大阪5区(比例近畿ブロック重複)で出馬。
前回とは異なり同選挙区に維新、参政党の候補者がいること(立憲民主党も元れいわ新選組の候補者を擁立しかけたが、直前で比例単独へ鞍替え)、大石自身の支持者からも物議を醸す言動から「れいわ新選組自体が近畿ブロックの議席そのものを失うのでは」「仮に比例の議席を獲得できても、大石の有効得票数が10％に満たず落選するのでは」との予測が飛び交った。
しかし実際には、小選挙区こそトップの維新候補(8万7千票)に及ばなかったものの、有効得票数12%余りの約2万6千票を獲得したことで再度比例復活。2度目の衆院議員の座を手にした。
また同党内で比例復活枠のライバルと目された八幡愛も、れいわ新選組が近畿ブロックで2枠目を確保したことで、大阪13区から比例復活を果たした。
政策
消費税の廃止、大阪都構想の中止、原発ゼロ、護憲などを掲げる。
第49回衆院選後に話題となった国会議員の文通費問題については、他の政党が軒並み見直し・廃止・減額などを検討する中「維新を倒すために全額有効活用する」旨の発言をした。
不祥事
2024年10月1日の衆議院本会議で行われた首相指名選挙の際、「裏金隠しの解散やめろ」「能登の補正予算を」と書いた紙を壇上の投票箱の横で数分間掲げるという事態を起こしたが、最終的には議長の命令により動いた複数の衛視により強制的に降壇させられた。翌日、自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党の4党により懲罰委員会に付すべきだとする動議が提出された。
また、これとは別に2024年に収入450万円不記載も発覚。自民党の裏金問題に絡み「政治資金収支報告書の記載漏れ」をミス・不正を問わず全て裏金扱いして散々批判していたにもかかわらず、自身の不記載については「訂正済みだから問題ない」という立場を取ったことでネット上では「ダブスタではないか?」などの批判が出ている。
語録
「大阪にカジノは、いらんよ！」(自身のポスターやブログにて)
「(岸田首相は)資本家の犬、財務省の犬。総理、飼い主を間違えちゃだめでしょ。総理の本来の飼い主は国民でないとだめじゃないですか」(2022,6,1衆院予算委員会にて。根本匠予算委員長に言葉遣いを注意されるも、後日改めて同文章をTwitterに掲載)
「Iさんに対して計画的な強姦を行った」
「１億円超のスラップ訴訟をIさんに仕掛けた、とことんまで人を暴力で屈服させようとする思い上がったクソ野郎」(山口敬之を批判したツイート。これにより山口から訴えられた)
「なんやこのちんちくりんは」(音喜多駿を批判したツイート。後に謝罪を掲載)
