概要
CV:石川英郎/演:山本太郎(実写映画版)、鯨井康介(舞台)
エスポワールの参加者の1人。関西弁で唇が厚いのが特徴で、一見すると気さくな人物に見えるが、その本性は自分の勝ちのために他人を蹴落とすことも厭わない狡猾な男である。前回もエスポワールに参加した"リピーター"である経験を利用し、カイジに何度も苦汁を舐めさせた。
年齢は不明だが、貸し付け時に上限額の1000万を借りていたことから20代であることが分かる。
『カイジ』シリーズで初めてカイジと直接対決をした人物である(利根川もほぼ同時に登場しているが、対決自体は少し先となる)。
限定ジャンケンが始まる前の軍資金貸付では「何をするかわからない」という表向きの理由を周囲に聞こえるようつぶやきつつ、上限額を借り受けた。その考えに感化されて同じく上限額を借り受けたカイジに目を付け、ゲームシステム上の盲点を突く作戦をそそのかした末にトリックを成功させ、カイジから星2つを騙し取った。
カイジをはじめとする他者の一枚上手を行く動きを終盤まで見せ、最終局面では不信感によって膠着した局面を打開するために全員のカードのシャッフルを提案した。しかしカイジに失言を突かれて不正が露呈し、最終的には自身が存在しないカードを持った人物がいると誤解していた事が致命傷となり、カイジに敗北して9個あった星を5個失うという結末を迎えた。船を降りることこそできたが、結果的にはさらに借金を背負い込む羽目となった。
実写映画版にも登場するが、原作と似てない(性別が変わった人すらいる)ことで有名な実写版キャラの中でも特に見た目がかけ離れている(原作はタラコ唇のおっちゃんだが、実写版は眼鏡を掛けた端正な顔立ちの男性)。
原作では限定ジャンケン後物語からフェードアウトしたが、実写版では2作『人生奪還ゲーム』でも役どころを変えて再登場している。