曖昧さ回避
1.フランス語で、"希望、期待"を意味する言葉。綴りはespoir。
2.漫画『賭博黙示録カイジ』に登場するギャンブル船の名称。
3.日本一ソフトウェアの作品で状態異常を回復する魔法。
本項では、2の概要を記述する。
概要
知人が作った300万超の借金を肩代わりする羽目になった主人公・カイジが、取立て人のヤクザ・遠藤勇次の薦めにより乗船することとなった帝愛スポンサーのギャンブル船。
クルーズの正式名称は"クリエイティブクルーズ"らしい。
ギャンブルが関係する非合法な船のため、なるべく周囲から目立たないよう対策を施しており、停泊する際は灯を点けず、参加者の集合時間をずらして大勢が集まらないよう調整しているほど。
乗船時にはボディチェック及び契約書の拇印を元に最終の本人確認を行なっている。
「豪華客船」と言われている通り、船内はかなり広く内装も豪華。二階は展望スペースとなっており、パーティーに興じていた者もいた。しかし、ギャンブルの敗者を収容する「別室」はコンクリート剥き出しの薄暗い部屋で、一面のみガラス張りになっていて中が丸見え状態である。作中では「ギャンブルクルーズ」の場として使用されたが、本来の豪華客船としての用途もあるのかは不明。
船内では限定ジャンケンが行われる。限定ジャンケン自体のルールは同項目のリンクを参照。
勝者は負債を帳消しにした上で新たに金を持って下船することも夢ではないが、敗者はそのまま船に乗せられ何処かへ連れて行かれる。なお、リピーターの船井譲次曰く「敗者は新薬の実験台として使われ、廃人化する」「ホモへの売春を強要される」といった過酷な運命が待ち受けているという。
遠藤はカイジにエスポワール乗船の話を持ち出した際に「若き負債者の救済がエスポワール創立の骨子であり、負債者を貶めようという意図はない」「仮にギャンブルに負けても1〜2年ほど強制労働に就かせ短期で借金を完済させる」などと謳い、エスポワールのクルーズを「非常に良心的」だと力説していたが、実状はとても良心的と言えるものではなく、ほとんどがカイジを唆すための出まかせだろう。カイジ帰宅後には「薄気味悪いクルーズ」と嘲笑していた。
カイジの乗船時間は1996年3月4日の23時45分、場所は晴海埠頭。なお、彼が乗ったときは3回目のクルーズだった。