賭博黙示録カイジに登場する2人対戦用のカードゲームであり、変則じゃんけんとでもいうべきゲームである。
ルール
準備
皇帝のカードを1枚、市民のカードを8枚、奴隷のカードを1枚の計10枚を用いて行う。プレイヤーは皇帝側、奴隷側に分かれる。
皇帝側は皇帝のカード1枚と市民のカード4枚
奴隷側は奴隷のカード1枚と市民のカード4枚
以上を持ちゲームスタートとなる。
勝負
このカードにはそれぞれ三すくみの関係があり
皇帝のカードは市民のカードに勝ち
市民のカードは奴隷のカードに勝ち
奴隷のカードは皇帝のカードに勝つ
「皇帝」
↙ ↖
「市民」→「奴隷」
というじゃんけんのような法則がある。
進行
それぞれのプレイヤーは先手後手の順に分かれ、カードを1枚ずつ裏向きに伏せて出す。
その為、後手のプレイヤーは先手の顔色を窺って何のカードを出したかを予測することも可能となる。心理戦を重視する為か、カードを見ずに無作為に出す行為は認められず、必ずカードを見て自分で選んだ上で出さなければならない。
両者とも市民のカードを出した場合はドローとなり、残りのカードから再び1枚ずつ出す。
前述の勝負がついた時点で終了となる。
最大の特徴
両者のカード構成が平等では無い、ということにある。
具体的には皇帝側は皇帝のカードを出した時に奴隷側が計4枚ある市民のカードを出していれば勝ちである。
しかしながら奴隷側は奴隷のカードを出した時に相手が僅か1枚の皇帝のカードを出していなければ勝てない。
言わば、奴隷側は皇帝側と同時に勝負を仕掛けない限り勝つ術がないため、圧倒的に皇帝側が有利となる。
その為、原作では奴隷側が勝利した際には5倍の報酬が与えられることになっている。
実際に遊ぶ場合はカードを作って原作の雰囲気でプレイができるが、手っ取り早い方法としては皇帝をトランプのキング、市民を絵札以外の8枚の札、奴隷をジョーカーに振り分けてやるといいだろう。