概要
CV:桜井敏治
賭博黙示録カイジ・希望の船編(限定ジャンケン)でカイジ、古畑と共闘することになる丸眼鏡・肥満体型の男。シリーズ屈指のクズと評される人物。
限定ジャンケンの序盤に不利な状況に陥り絶望していたところ、カイジと古畑に救われる形で3人チーム結成する。直後に抜け駆けを目論んだが、カイジの判断でこの裏切りは不問とされ、以降カイジらに協力するかに思えた。
ゲームの最終局面で、カイジは生き残るための戦略として自ら別室に落ち、ゲーム終了後に余った星を使って別室から救出するように古畑と安藤に託すことになる。しかし、余った星を売って大儲けすることを企てた安藤は、古畑をそそのかして約束を反故にし、カイジを見捨てて地獄送りにしようとする。だがカイジは自力で別室から生還した為に失敗、激怒したカイジから制裁を受け、余った星と金を全て没収されてしまう。最終的に生還は果たしたものの船で新たな借金を背負う羽目になる。その後の消息は不明。
ある意味、「易きに流れる人間の心理」を体現したとも言える代表格。自分一人では何も出来ないくせに、自分を救ったカイジを平気で裏切り、詭弁を弄してそれを正当化しようとした。カイジが生還すると一転して苦しい言い訳を始め、挙げ句の果てには自分の裏切りを棚に上げてカイジを非難し、利益の配分を要求したことから「人間として救いようのないクズ」、「クズの中のクズ」「キング・オブ・クズ」との評価をされている。
希望の船編以降作中には直接は登場していないが、カイジの脳裏に卑劣な裏切り者として焼き付かれており、そのシーンは何度も回想で登場する。
言うまでも無く救いようの無い男だが、古畑を懐柔する際に見せた話術に、カイジを見捨てることで得られる借金のメリットを正確に暗算で計算するなど、意外と頭が良い。