概要
証券会社や大学の准教授などを経て、2021年に衆議院議員になった。なお、立憲民主党には結党した2017年から所属している。
プロフィール
生い立ち
4人きょうだいの長女。実家は八百屋を営んでいた。その上祖父母・父・母と8人の大家族でもあり、本人曰く「愛情と人情にあふれた家庭」だった。
しかしはるみが小学校2年生の頃、実家が全焼。その後なんとか立て直し、立教大学に進学したときまで実家の仕事を手伝った。卒業後はイギリスのバーミンガム大学の大学院に通い、経営学修士となる。修了後はシンガポール航空の客室乗務員を経て投資・証券会社の社員に。多くの中小企業を発展させることに貢献した。
政治家を目指して
その矢先、実家の八百屋が倒産。父は心労で3年後に亡くなった。母も働きすぎたことがきっかけで脳梗塞になったうえ、半身麻痺になった。さらに、はるみも2006年に甲状腺がんを患った。そして、全快したときにこう決意した。
「この先、生きる命を与えられた。残りの人生は、家族を大切にし、人のために尽くす人生にしよう。」
この決意が、彼女の政治家を目指す大きなきっかけである。
その後、小川敏夫の大臣秘書官を務めたのち民主党の国会議員候補者公募に合格した。いわゆる「3ばん(地盤・看板・カバン)」としがらみは一切無い。
2017年の衆議院議員選挙で立憲民主党の公認を受け、東京8区から立候補した。しかし同区の重鎮である石原伸晃に次点で落選。落選後は早稲田大学エクステンションセンターと法政大学の兼任講師、目白大学准教授、青山学院大学非常勤講師、神田外語大学特任教授として教鞭を執った。専門分野は経済学と経営学。
それでも彼女は政界への挑戦を諦めず、東京8区の対象地域である杉並区を歩き回った。本人はその行動の元となる精神を「おしんの精神」と語った。これは数多の苦難を乗り越え立ち上がる自身の姿を、朝ドラ「おしん」の主人公に例えて表現したものである。
そして、2021年の衆議院議員選挙に再び東京8区から立候補。ところがれいわ新選組代表の山本太郎が突然同区での立候補を表明し、吉田は崖っぷちになるかと思われた。その後山本は同区での立候補を取り下げ、比例単独で立候補(後に当選)することを決めた。これにより、吉田は「野党統一候補」として選挙に臨むことになった。
そして、ついに石原伸晃を破って初当選を果たした。石原は比例復活もできず落選した。
当選後は「KKG(教育・雇用・原発)」政策を中心に活動している。
その他
愛犬の名前は「芥川龍之介」。
日本の伝統文化が大好きで、18歳の頃から上記の通り人形浄瑠璃と歌舞伎の鑑賞を趣味のひとつとしている。
大学教員を務めたこともあってか、「若者に希望をつなげたい」という思いを持っている。実際に、その思いを届けるべく彼女の事務所では大学生のインターンをはじめとする若きボランティアを積極的に募集している。
阿佐ヶ谷駅の近くにある事務所の前には、国会会期中や選挙期間中など一部の日を除いて「今日の一言」が書いてある。
関連タグ
小川敏夫 吉田が秘書を務めた時の法務大臣。