鋼鉄聖衣(スチールクロス)は『聖闘士星矢』のアニメ版に登場する架空の鎧。
麻森博士によって作られた、機械の聖衣。
星矢たち青銅聖闘士を影ながらサポートするために養成された『鋼鉄聖闘士』が纏う聖衣である。
正確にはパワードスーツなので聖衣と言えるのかは疑問だが、そう自称しているので仕方が無い。
一応、実在する星座をモチーフとして作られており、そのオブジェ形態は乗り物としての機能も持つ。3体揃うと「スチールハリケーン」という竜巻を起こすことが出来る。
- スカイクロス
巨嘴鳥星座をモチーフとした聖衣。装着者は翔。
左腕のファンで敵の攻撃を吸収・噴射することで、攻撃を跳ね返すことが可能。
オブジェ形態は飛行機であり、ぶら下がって空を飛ぶことができる。
- ランドクロス
子狐星座をモチーフとした聖衣。装着者は大地。
オブジェ形態は地面を走行可能。
スケートボードのように上に乗って移動できる。
- マリンクロス
旗魚星座をモチーフとした聖衣。装着者は潮。
あらゆる波動をキャッチ・妨害できる能力があり、念力なども無効化できる。
カジキを模したオブジェ形態だが、何故か岩の中を掘り進むことができるようで、崖の中から現れるシーンがあった。
聖闘士星矢Ω二期における鋼鉄聖衣
昴が纏っているがモチーフは不明。
昴の聖衣はカラーリングは青を基調としているが、パーツの赤い部分に電子回路らしき発光が見える。腕部のガントレットにビーム砲「スチールボルトアロー」を装備、二人以上揃えば旧型にも装備されていた「スチールハリケーン」を使用可能。どちらも小宇宙を全く使わない科学兵器だが、パラサイト兵程度の刻衣なら十分ダメージを与えられる模様。
小宇宙の燃焼が十分でなくても着用はできるが、その分小宇宙の高まりなどで聖衣が強化・進化する機能もなく、耐久力も3級パラサイトが強く握りつぶしただけでヒビが入る程度であり、正規の青銅聖衣と比べると大幅に落ちる。それでも旧来の雑兵が皮のプロテクターだったのに比べれば、遥かにマシである。
60話で小宇宙の強い者が着用する際は逆に調整が多少難しくなる事が明かされた。
そのかわり守護星座に関係ない量産型であるため他人の鋼鉄聖衣をすぐ使える利点もあり、昴も戦闘中に破損したパーツを別の鋼鉄聖闘士から無断拝借している。
昴は普段布袋に入れて持ち歩いている。