作・村枝賢一。
概要
仮面ライダー1号~スーパー1までの活躍をオマージュたっぷりに1話完結の形で描く第1部。
記憶を失った村雨良=仮面ライダーZXの苦悩と葛藤を描いた第2部。
ライダーたちと合流したZXと世界征服を完成しつつある「BADAN」との死闘を描いた第3部に分かれている。
昭和ライダーらしい熱血路線と、TVシリーズの設定や人物像を如実に彫り込んだ重厚な人間ドラマが魅力的な作品であり、古くからのライダーファンはもちろん、昭和ライダーをあまり知らない世代でも十二分に堪能できる作品となっている。
暗闇大使と地獄大使の過去/グロテスクなゲルショッカー怪人の卵/アマゾンに変貌するゼロ大帝/再生タックルVSストロンガー/オリジナルキャラクター沖和也の友人、義経
「オリジナルキャストが揃わなければ映像化しない」という条件の為、実写・アニメを問わず現状では映像化が絶望的な作品。
魂震わす名台詞の玉手箱
その強烈な作品愛は随所に滲み出ており、その多くが名台詞となって随所に滲み出てくる。
それらは村枝賢一の丁寧かつ独特の作画と相まって非常に強いインパクトを与える。
余談
なお、元々仮面ライダーファンであった村枝賢一がこの作品にかける熱意は凄まじく、既に東映から三面図が紛失していたアマゾンの柄を放映された映像から自力で作り出すほどであったとか。