教員を養成する学校。現在の教育大学/教育学部にあたる。
日本では初等・中等学校教員の養成を目的とした中等・高等教育機関とされ、戦前まで日本の統治地域に存在した。日本最初の師範学校は1872年に東京に設置され、現在の筑波大学の前身である。
卒業後に教職に就くことを前提に授業料が無料、給費制により就学中の生活も保障され、貧しい家庭の子弟の救済の役割も果たしていた。
戦後、GHQの指導で師範学校は大学へ昇格する道が開け、新制大学の教育学部、学芸学部として再出発する。
現在の制度ではあらゆる学部から教員免許を取得できるようになっている。