発見と命名
「ボーン・ウォーズ」で有名なエドワード・D・コープが1889年に「中空の形」を意味するコエロフィシス・バウリを命名した。この模式標本は断片的だったが約60年後、ニューメキシコ州ゴーストランチにてエドウィン・コルバートと同僚達によって数百体がまとまったボーンベットを発見し、全体像が明らかとなった。しかし、コープの標本とゴーストランチの標本は別種とする説もある。
生態
スマートな体系や顎・歯の構造から、積極的なハンターだったと考えられている。コルバートが見つけた標本には成体の体内から幼体と思われる化石が発見された。胚としては大きすぎるため彼は共食いの証拠と考えたが、最近になって初期のワニ類だと判明した。ゴーストランチでは大量にまとまって見つかったが、群れをつくっていたかは不明である。コルバートは火山ガスが大量死をもたらしたと考えている。
豆知識
1998年1月、カーネギー自然史博物館のコエロフィシスの頭骨がスペースシャトル「エンデバー」に乗せられ大気圏を離れた。3年前にはマイアサウラも宇宙に運ばれている。