概要
装飾に使うには大きすぎる感のある指輪。これはジコチュートリオの1人であるベールが開発し、装着者を見違えるほど強くする強化アイテムである。
実際、装着した場合に作り出せるジコチューは、リーヴァ&グーラのタッグが生み出す強化型を遥かに上回る性能を持っている。イーラ曰く「スピード5倍・パワー10倍・態度100倍」とのこと。一見すると強化の配分がかなり間違っている気がしないでもないが、そもそもジコチューの主な使い道は戦わせる兵器なのではなく、暴れさせてキングジコチューを蘇らせるジャネジーを集める事なので、理に適ったスペックと言えるだろう。
また、マーモ曰く、指輪をはめた状態だと直接の戦闘力も上がるとのこと。
しかしこのアイテム、2つの大きな問題点があった。
- 装着すると外れなくなる事
- 製作者のベールに逆らえなくなる事(逆らうと電流が流される)
どう見ても呪いのアイテムです、本当にありがとうございました。
…というのも、この指輪はそもそも仲間だったはずのリーヴァ&グーラを消滅させ、その際に吸い取ったジャネジーを元に作った代物であり、まともなアイテムのはずが無かった。
- リーヴァ&グーラは、この組織の中では珍しく、息の合ったチームワークを見せており、2人タッグならではの強化型ジコチューを生み出すことも出来たのだが、そのスペックは「サイズ2倍・パワー5倍・ジコチュー度10倍」なので、ほぼブラッドリングで生み出した場合の下位互換になってしまう。チームワークという貴重な特技を持つ2人をわざわざ用済みとして消去したベールの判断は、間違いではないのかもしれない。
だが、同じジコチュートリオだからなのか、うっかりベールを今まで通りのオッサンとして信用していたイーラ&マーモは、ベールの誘いにあまりにも簡単に引っかかり、装着して騙されてから初めて真相を知らされた。全ては、イーラとマーモを完全に自分の手足にすることでジコチューNo.2の立場を固めようとするベールの策略だったのである。つまりこのアイテムに関わる一件でベールは、リーヴァ・グーラ・イーラ・マーモの4名をまとめて出し抜いたことになる。おかげで二人には死亡フラグが立ってしまったと言える。
そもそも安全なアイテムなら、まずベール本人が身に着けているはず。
自己中で自分がかわいいなら、甘い言葉に騙されるものではない。
関連
ダークブレスレット - ハートキャッチプリキュアに登場した同じ中盤以降のパワーアップアイテム。こちらは基本的に害はない。