機体解説
R-9Aがロールアウトした後も多くの派生機や実験機が開発された事はよく知られている。
またそれと共に多くのフォースも製作された。
R-9Wシリーズが波動砲についての実験開発機ならば、本機はそれらフォースのコントロールロッドの実験開発で大きな役割を果たした機体である。
機体上下のコントロールアームは、フォース挙動データをダイレクトに伝えるものであり、フォース暴走を防ぐ、恐らく計測器であると共にバイド係数が危険域に達した際に安全制御を掛けるセーフティの役目をもつものと思われる。
強力なフォースはバイド係数もまた高く、コントロールロッドも相応の性能が求められる。
本機はそのより高性能なロッドの開発を担った立役者で、開発史上、決して無視出来ない存在と言える。
機体後部のマルチプルジョイントには他の実験パーツも装備可能。緊急時には強制切除も可能である。
試験データ収集用の機体だからか、R-9Cと比較して補正推測システムが向上している為、装甲キャノピー内に構築される映像はより的確性を増している。
尚、波動砲を搭載していない機体は、全長24.6m、全高16.4m、全幅5.3m、重量43.0tとなっている。
テスト機は赤紫に緑のキャノピー、波動砲を搭載した特別機はオレンジ地に青緑のキャノピーのカラーリングが施されている。
ちなみにアンドロマリウスとはソロモン72柱の魔神の1柱で序列は72番目、伯爵の地位をもつ悪魔である。