曖昧さ回避
- 『ゴエティア』に記載された悪魔の一体。本項で記載。
- 『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機。 → R-9F
- 幸路による日本の少年漫画。 → アンドロマリウス(漫画)
- 『Fate/Grand Order』に登場する魔神柱→廃棄孔アンドロマリウス(Fate)
- アプリゲーム『メギド72』の登場人物。→アンドロマリウス(メギド72)
ソロモン72柱におけるアンドロマリウス
『ゴエティア』において72番目に記された悪魔。地獄の36の軍団を率いる大いなる伯爵。
『ゴエティア』と悪魔リストが殆ど一致する『悪魔の偽王国』側にはいない四体(他はウァサゴ、セーレ、ダンタリオン)のひとり。
手に蛇を持つ。アレイスター・クロウリーとマクレガー・メイザース版『ソロモンの小さな鍵』では大蛇(Great Serpent)となっている。
盗まれた品を取り戻し、盗人を捕らえる事を職能とする。邪悪を見つけ出し、振る舞いを理解し、泥棒やその他の邪悪な物達を罰する。そして、隠された宝物も見いだすという。
対・犯罪者に特化した職能を持つのは72体のデーモンの中でも異例であり、日本では「正義を司る悪魔」として解釈される事もある。曖昧さ回避にある同名の漫画はその一例と言える。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はムミヤ(Mumiah)。
その他
江口之隆著『西洋魔物図鑑』では、アンドロマリウスはカナン神話の盗賊の神だったのでは、という推測を載せている。本書では「創世記戦争」「天魔、地魔、人魔」と和製ファンタジーっぽい語彙が使われ、マルコシアスの「氷の氷柱」等の破天荒なオリジナル設定が見られる書籍でもある。これもまた「推測」という形式の「ネタ」だろう。
ギリシャ語やラテン語には「アンドロ(Andro)」という「人・男」を意味する言葉があり、古代ローマにはマリウス(Mallius)という姓が存在はしていた。
アンドロマリウスの名がこうした語彙を繋ぎ合わせて作られたかどうかは不明である。
ギリシャ語やラテン語に同じスペルの語があっても、とくに悪魔自体の特徴として反映された形跡の無いもの(イポス、ムルムル、ビフロンス)が見られ、アンドロマリウスもその範疇である可能性も高い。
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