R-9W
あーるないんだぶりゅー
[誘導式波動砲試験機]
R-9Wシリーズは、特殊な波動砲の実用実験のために開発された機体群である。
搭乗パイロットにメンタル面での大きな負担を与える機体として有名。
試験管型のキャノピーは脱着可能になっており、 パイロットの乗り換えもキャノピーの入れ換えという形で行われることが多かった。
これは、消耗の激しさゆえ、パイロットが自力で降りることができなかったためと言われている。
『R-TYPE』シリーズに登場するR戦闘機の一つで、初出は『R-TYPE FINAL』から。上記の通り本機を含めた各派生型は搭乗者への精神的な負荷が著しく、R戦闘機の負の側面が顔を覗かせている。
R戦闘機としては異端ともいえる試験管型キャノピーが一際目を引く機体だが、これは当機のデザインを担当したアイレムのスタッフが『R-TYPE』を殆どプレイしたことがなく、R戦闘機の象徴ともいえるラウンドキャノピーを独自に解釈したことから生まれたという経緯がある。
ナノマシン波動砲
発射後にR3スティックを使って弾道を操作する事が可能で、使い方次第では地形の奥に隠れている敵を攻撃する事も出来る。R3スティックを押し込んでいる間は低速となり、局所を狙い撃つような場合に有効。
スタンダード・フォースH式
光学ハニカム構造の発生テクノロジーにより、空間に伝播式エネルギーフィールドを発生させ、敵を破壊する仕組みを持つ。このフォースから放たれる各種レーザーの弾道はスタンダード・フォースに近い。
R-9WB ハッピー・デイズ
敵や地形にヒットすると2つに分裂する分裂波動砲を搭載。『R-TYPE FINAL2』のとある最終ステージでは衝撃的な形で登場することになる。また、同作に収録されている機体列伝には、更に恐ろしい設定が追加されることになった…。
SLG『R-TYPE TACTICS』では、続編の『R-TYPE TACTICSⅡ』から地球連合軍の要撃機ユニットとして使用可能となっている。地球連合軍の次期主力次元戦闘機候補の一機とされている。
ナノマシン波動砲は誘導波動砲に変更されており、ユニット前方1HEXから先の3HEX分の弾道を任意に指定する事が出来る。グランゼーラ革命軍のユニットと違い、上下方向からの敵に対する強力な攻撃手段に乏しい地球連合軍のユニットの中では貴重な存在となっている。また、性能はRwf-9Aの完全上位互換でありながら、波動砲のチャージに要するターン数が3ターン据え置きなのもメリットが大きい。
後継機はハッピー・デイズのみが生産可能だが、特定のミッションのある地点で分裂波動砲を撃つと波動砲が延々とクルクル回ってゲームの進行が出来なくなる致命的なバグが存在する。