関連タグ
概要
この先ネタバレがあります
↓
↓
↓
ギャリーは、自らの命である青い薔薇をメアリーに奪われ、花占いに使われてしまったことで死んでしまった。
一人残されたイヴは、必死の逃避行の末、とうとう、現実世界に通じると思われる「絵空事の世界」の絵画に辿りつき、中へと飛び込む。
イヴは無事に、元の美術館に帰り着く。
しかし、ゲルテナの不思議な世界で起きた出来事は、ギャリーのことを含めて何も覚えていなかった。
何事もなかったかのように、イヴは家族の下へと戻る。父、母、そして姉妹のメアリーと共に、彼女は美術館を後にする。
概要
ギャリーの青い薔薇がメアリーに奪われるルートで、イヴがメアリーの肖像画を燃やさないで現実世界に帰った場合、このエンディングとなる。
メアリーが現実世界に現れる唯一のエンディング。
一方、ギャリーの扱いが最も悲惨なエンディングでもある(忘れられた肖像では、タイトルの通り彼の肖像が現実世界に現れたが、このエンディングではそれすらない)。特に、彼から貰ったキャンディかライターを持っていると、それをメアリーが処分してしまうという描写まである(再会の約束でハンカチが重要な役割を果たしていたのを見ると、ギャリーや不思議な世界のことを全て忘れさせるためにメアリーが故意にそうしたとさえ考えられる)。
いなかったはずの姉妹としてメアリーが家族にもぐりこんでいるという不気味な終わり方や、ギャリーの命を代償にしてそっくり現実に抜け出したというメアリーの顛末から、気味悪い複雑な気持ちをプレイヤーに抱かせるエンディングである。
しかし、ある絵画の末路を見た後で、メアリーのあまりに悲惨な最期にショックを受けるあまり、このエンディングを選んで、願いの叶ったメアリーの姿を見て癒されるプレイヤーも少なくない。