概要
ヴァルヴレイヴへの搭乗者登録の際に、ニンゲンヤメマスカ?とのOSからの問いに「YES」と答えると、搭乗資格者の体に薬物が注入され、ヴァルヴレイヴの操縦が可能となる。
同時に、驚異的な回復力と噛み付いた人間の肉体を乗っ取る力「ジャック」も得る。
言わばマギウスとは、人間をやめて人ならざる者に変貌した者である。
また、一定条件下で凶暴化するが、発動のトリガーは不明。凶暴化の際には光る傷のようなものが顔に浮かび上がる。今のところこの症状が出ているのはハルトのみであり、更にこの状態が発生する間隔が次第に短くなっている。
そして、その症状が極限まで達してしまった事でハルトはその場に居合わせたサキに襲い掛かり、同時にサキもマギウスの力がハルトの言うように「呪い」だと言う事を身をもって悟る事になる。
後にハルトの発作の原因がヴァルヴレイヴの動力の源でもある「RUNE(ルーン)」の欠乏、枯渇による禁断症状であり、それを求めて凶暴化することが作中で判明している。
その「RUNE(ルーン)」を最も蓄えているのが人間であり、定期的に人間から摂取すれば、発作は起こらないとされている。
また、野火マリエはマギウスであるもののレイヴによる「RUNE(ルーン)」搾取へのリミッターが無いため、ヴァルヴレイヴを動かせば動かすほどに自分の記憶や情報を喪失してしまう。
なお、マギウスになった者は赤血球に三角形の紋章の様なものが現れるが、ドルシア軍のカイン大佐もこの紋章と同じ形の痣が左首筋に付いており、何らかの関係がある可能性があるが、現時点では不明である。
加えてドルシア総統、ARUS大統領が互いに顔を合わせ、自分達の事を世界の裏に潜む者という意味で「マギウス」と名乗っているが、その真意は不明。
特殊能力
身体再生能力
心肺を損傷しても死なない再生・蘇生能力(エルエルフの見立てでは脳を破壊されれば再生はされないとされている)。また、その肉体は200年経った後も若いまま維持される。
ジャック
相手の肉体に噛み付く事でその身体を一方的に乗っ取る能力。
ジャックされた側の意識は封印され、ジャックされた間の記憶を失う。
また、マギウスはジャックされた人間の戦闘能力といった手続き記憶を乗っ取っている間使う事も出来る。本来の肉体に噛み付けばその状態は解除される。
マギウス同士でもジャックは可能。また、ジャックした状態でヴァルヴレイヴに乗っても機体はその人物を搭乗者と認識する。
該当者
時縞ハルト(1話以降)
流木野サキ(6話以降)
犬塚キューマ(9話以降)
山田ライゾウ(9話以降)
連坊小路アキラ(12話以降)
野火マリエ(本編以前)
カイン・ドレッセル(本編以前)
アマデウス・K・ドルシア(ミルコ)(13話以降)
余談
ハルトは人に噛み付いて相手を乗っ取る力を「ジャック」と呼んでいる。
また、サキはマギウスについて、不死性と噛み付き行為から吸血鬼、櫻井アイナは特殊能力が神が憑いたように見えた為に「神憑き」と評している。