「ふたりぼっちになりましょう」
「私は……世界に殺されない!!!!」
CV:戸松遥
人物像
プロフィール
中立国ジオールの咲森学園に通う女子高校生。学年は1年で家庭科部所属。
頭の後ろに白いリボンを結んでいる。
かつては人気アイドルであったが、現在は芸能活動を休止中。
時縞ハルトの特殊能力を知る数少ない人物の内の1人。
また、ハルトが初戦にてドルシアを退けた際には彼のデータをネット上に流している。
冷めた性格をしているらしいが、自分の体とヴァルヴレイヴを奪還しようとする時縞ハルト(身体はエルエルフ)に協力し、彼に体が元に戻る方法をアドバイスしたり、犬塚キューマの操縦する戦闘ヘリから飛び降りるといった積極的な行動力を見せた。
また、借りを作り続けることを良しとせず、自分を特別視せずに接してくれた櫻井アイナを助けたり、火ノ輪に搭乗してのドルシア軍の初戦闘で率先して応援してくれた指南ショーコの作る料理の手伝いを申し出たり、地球降下後の潜入行動中に不器用ながらも気遣ってくれたアキラを励ますなど、律儀な一面も持ち合わせている。
一方で、幼少期に受けた両親からの虐待、アイドル現役中における事務所からの契約解除といった過去を「世界に否定された」と引きずっており、学園地下で複数機のヴァルヴレイヴを発見した際にはそんな自分の身の回りの世界を変えたいという一心で火ノ輪に乗り込み、上記の過去の経緯から一切の躊躇いなくマギウスとなった。
ただしパイロットとしては未熟故に敵の策にはまるという失態も度々犯している。
ハンガーに並ぶ四機のヴァルヴレイヴを「虹」と表現したり、火ノ輪にカーミラという愛称を付けるなど、独特の感性を持つ。
また、元アイドルというだけあって演技も上手く、マギウスの能力でハルトに乗り移った際にはその演技力で自演行動など様々な悪戯を行なっている。その「ハルトのことなんかどうでもいい」と言う一方、ハルトの前では素の自分を見せていたり、ハルトとショーコの親密さを目にして不機嫌になるなど、複雑な感情を抱いていたが、見返りを求めないハルトの人柄を知っていく内に、その存在は好意を抱いていくと同時に次第に大きくなっている。
特にハルトが発作により凶暴化して押し倒された際には、それが彼の背負った「呪い」であると彼の事を受け入れ、肉体関係を持つに至り、冗談の中に潜む彼女の孤独感に気付いたハルトに結婚を申し込まれるが、それは責任感の先立つものだった為、本人はそれを断っている。それでもハルトへの想いは変わっておらず、他の人間を巻き込まないために人体実験を申し出、発作に苦しみ続けるハルトのことを心配しており、その深刻さと肉体関係のあった後に発作が治まっていたことを推測して、自分の身体を投げ打とうとしていた。
地球降下作戦時、カルルスタイン機関でエルエルフに拘束された少年兵・カーツベルフの肉体をジャックしてドルシア軍を誘い出す作戦を引き受けたが、アードライやハーノインの行動によって作戦は瓦解。更にはエルエルフが岩盤に仕掛けた爆弾を起動させたために巻き添えを食ってハルト達とも分断されてしまう。
その彼女(肉体はカーツベルフのまま)を助けたのは、皮肉にも敵方のアードライだった。
以後、正体を偽りながら彼と行動を余儀なくされていくが、古都ドルシア近郊の森で空になった輸送機を見つけ、本来の肉体と愛機カーミラも取り戻す。
だが、その一部始終をアードライに見られており、結果として1人ドルシア軍に捕らわれの身となり、新生ジオール崩壊を促す一手として利用されてしまう。
その後、エルエルフに関する真相をアードライに明かし、それを知った彼に釈放される。
脱出の際に月面でハルトとエルエルフと発見し、涙ながらに喜ぶ。
更に生き残ったメンバーとも合流し、モジュール77奪還作戦前にハルトと「最後まで絶対に諦めない」約束を交わす。
未来のサキ
ドルシア軍がジオールに侵攻し、咲森学園のあるモジュール77が独立を宣言した年を第三銀河帝国歴元年としてさらに214年経った世界で「黄金の七人」と呼ばれ謎の敵と戦うサキの姿があった。(愛機カーミラも本来の色から黄金色にされている。)
第三銀河帝国の要職に就いているらしく、サトミ(下の名前を名乗っていないため、子孫の可能性もある)やアキラと共にマギウスとして若い姿のまま200年以上の時間を過ごしている為、外見年齢と比較して老成しており、皇子と呼ばれる銀髪の少年に昔話を語るように過去を懐かしむ姿が描かれている。
関連イラスト
関連タグ
革命機ヴァルヴレイヴ 時縞ハルト 指南ショーコ 犬塚キューマ 櫻井アイナ 二宮タカヒ ヒロイン
フレイ・アルスター・・・『機動戦士ガンダムSEED』より。主人公と肉体関係を持ち、その後、敵軍に捕らわれて最終回で主人公と死別(こちらは主人公の方が死別される側だが…)した者同士。