概要
咲森学園は中立国家ジオールのダイソンスフィアの一区画「モジュール77」に存在する学園。
出来て三年と教育機関としての歴史は浅いが、生徒をあまり束縛しない校風と広大な敷地が特色である。
しかし、その裏ではある機関が開発した霊長兵機「ヴァルヴレイヴ」が隠されている未知の区画が存在している。
その後、ヴァルヴレイヴ奪取の為に侵攻したドルシア軍の猛攻で本国や他のモジュールが占領され、支援に来たARUSから棄てられる羽目に陥ってしまうが、ヴァルヴレイヴ1号機火人を人質(交渉材料)にとった指南ショーコの宣言により、ジオールから独立した国家となる。
ドルシアの侵攻によって大人はモジュールから逃げ出したか死亡、もしくは捕虜となった為、組織を運営するメンバーは教員の貴生川タクミ、七海リオン、スパイのエルエルフを除いて基本的に学園に避難していた同学園の生徒のみとなる。
なお、この学園を調査していたエルエルフは、ヴァルヴレイヴが隠されていた事と授業カリキュラムから、学園自体が仕組まれていたと推測している。
その後の貴生川タクミのエルエルフへの説明で、七海リオン以外の学園の教師やモジュール77の大人の住人、港の職員は全員軍属(職業軍人以外のジオール軍に所属する職員や研究員など)だった事が判明した。
時縞ハルトの父である時縞ソウイチと貴生川タクミが語ったところによると、ヴァルヴレイヴを開発するVVV計画のメンバーの子供たちが、親の同意を得て遺伝子とルーンを調整されて生まれてきたのがハルトたち咲森学園の生徒、ソウイチの言う「新しい生命体」「第二霊長類」であり、それを監視するのが貴生川タクミの役目であった。すなわち、咲森学園とはVVV計画の被験者兼人質が通う学校である。
だが、101人評議会の謀略によってヴァルヴレイヴのパイロット達の本質が世界に暴露されてしまい、ドルシアとARUSは学園にいた全員を特定危険生物と一方的に断定。駆除の名のもとに大多数の生徒が虐殺されていった。
最終回後、この咲森学園の面々を中心に、人間とマギウスが共存する第三銀河帝国が築かれていくことになる。