「月に着いたら、文化祭やろう!!」
人物像
プロフィール
概要
中立国ジオールの咲森学園に通う女子高校生。学年は2年。陸上部所属。
時縞ハルトの幼なじみであり、お互いに気にかける仲。
明るい性格で、突拍子もない発想や行動で周囲を驚かせる奇人な面も持つが、その発想が好転する事が多く、それ故に男女問わず友人が多いカリスマ性も持つ。野火マリエ曰く「馬鹿だけど、一周回って天才かもしれない」とのこと。
服装のセンスが壊滅的であり、牛と牛肉、白犬のプリントが入ったシャツを着ている。
また、勝気で口数の多い性格と相まってハルトからは「黙っていれば美人」とも評されている。
また、落ち着かなくなるとスカートの裾を握る癖を持つ。
ドルシア軍のジオールへの侵攻の際、怪我をして動けなくなった貴生川タクミの救助を行おうとした所を無人型バッフェの砲撃の余波で生死不明になってしまい、その結果ハルトがヴァルヴレイヴに乗るきっかけを作っている。
しかし、爆発の際に運よく自動車に乗り込んで生存しており、巻き上げられた土砂と瓦礫によって身動きが取れなかったが、その後タクミと共に無事に生還した。
父はジオール総理大臣(大統領と表記される事もある)・指南リュージ。
自分達を支援していたARUSが状況の不利を悟った段階でモジュール77から撤退を始めた為、ヴァルヴレイヴを人質(交渉材料)として自分達の学園を国として独立させる事を提案。
明るい性格で他人を惹きつける才覚を持つ一方で、ジオール無条件降伏の際に家族が生死不明となった事を抱え込んでおり、父親を過去の人にしたくないという理由で当初は七海リオンが提案した選挙にも乗り気ではなかったが、ハルトの説得もあって期限の時刻ギリギリに立候補、土壇場で勝利し、新生ジオールの総理大臣となった。
月に着く直前に再び攻めてきたドルシア軍との回線で、生きていたがドルシア軍に捕縛されていた父と画面越しに再会を果たす。
ドルシア軍の少将デリウス・バーテンベルクから咲森学園の生徒とその家族の安全と引き換えにヴァルヴレイヴの譲渡という取引を持ちかけられるが、苦悩。答えを出す間もなく、作戦であるハラキリ・ブレードによってドルシア軍共に父を亡くした。
月に到着後は、学生だけで国を運営していく現実の厳しさを目の当たりにするようになる。
そのため総理大臣としての責務と、モジュール77を守る決意を固め、ハルトと距離を置くようになる。
その後、国家の体制を強固にするため、特に広報活動に積極的に取り組み、支援者や支持を得るべく活動していた。
ハルトらが威力偵察から帰国した頃には、新生ジオールの足場を固め、ARUSとの同盟を結ぶためのサミットを開催できるようになっていた。
しかしARUS大統領ジェフリー・アンダーソンと、アマデウス・K・ドルシアとの共謀により、ショーコ自身も知らなかったカミツキの情報を歪められた形で暴露され、新生ジオールは壊滅的な打撃を受けることになる。
この時の離脱戦の中、追い詰められた学生達を守るため、何より「今までハルトに嘘をつかれていた(信用されていなかった)こと」へのショックのため、一度はハルトを売り渡すという選択をしてしまう。
しかし、ハルトと離れ離れになった後、ヴァルヴレイヴの記録映像に残されていた、「ハルトがカミツキになった理由」を知ったことにより、この選択を後悔することになった。
とはいえ、もはや彼女個人の意志では、ハルトを受け入れられる状況ではなくなっており、彼がヴァルヴレイヴを回収しに来た時には、涙を呑んで彼と袂を分かっている。
因みに、彼女が作る料理はサキ曰く「カエルに変身できそう」なほど見た目が悪いが、味は美味だったため、マリエには「見た目よりも中身の女」と評された(エルエルフも無許可で吟味して、素直に美味いと評価している)。
またポテトチップスにラー油をかけたものも好物。
小説版の展開
ドルシアとARUS、101人評議会の陰謀でカミツキの正体が歪んだ形で暴露されるが、アニメとは異なる展開を辿っている。
ハルトを特定危険生物と断定して引き渡した彼女ではあったが、直後に命を賭してハルトを救いだしたキューマの姿を見てしまい、もはや世間と同じ「危険生物」として見れなくなっていた。
その後、ハルトと和解したエルエルフから1号機のコックピットにいるピノと話す様に促され、そしてピノから全ての真相を明かされてハルト達の全てを改めて知ることになった。
その後、1号機を受け取りに来たハルトと2人きりで再会。互いに謝りながら抱擁して和解し、戦場へ飛び立っていく彼を見守っている。
そして途方に暮れる生徒達に、ハルト達が帰って来た時、ちゃんと迎え入れて言葉を聞いて欲しいと諭し続けた。
未来のショーコ
第三銀河帝国歴元年としてさらに214年経った世界でも、彼女は変わらぬ姿で健在していた。このことから、ハルトの死後間もなく自らの意志でマギウスになったと推察されている。
ショーコが連坊小路サトミの結婚式の時点でモジュール77にいたことから、七海リオンの言葉を受けたことで、再びエルエルフ達と言葉を交わし、咲森学園として一つにまとまったものと思われる。
その後、敵襲を受けたラストシーンでは、ヴァルヴレイヴⅠのパイロットスーツに身を包み、あの時できなかった「言葉を交わして分かり合うこと」を実践しようと歩み寄っている。
余談
判断ミスを自覚し、ハルトに酷い仕打ちをしてしまった事を泣いて後悔する描写もあり、仲直りできないまま彼と死別する等、相応の罰も受けてはいるのだが、それでも劇中のやらかし行為からファンからの印象や人気は非常に悪く
「作中のどんな悪よりも悪」、「サキが作品のヒロイン」等と言われてしまっている。
また、『スーパーロボット大戦DD』で本作の参戦が決定した際、総合的な共演作に『コードギアス反逆のルルーシュ』と『デビルマン』、更に同世界観での共演作に『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』がある事から
「デビルマンが人間に失望する理由になりそう」
等と予想されている。
できれば何らかのフォローが欲しい所だが…?
ちなみに、中国では理由は不明だが日本とは逆に人気が非常に高い。