日本の首都であり、約1300万人の人口と16万人の職員を抱え、GDP(国内総生産)はメキシコや韓国を上回る規模(2009年)で、予算もノルウェーやインドネシアの国家予算に匹敵する規模を持つ東京都。首相と違い、直接都民に選ばれ、絶大な権力を持つ都知事はさながら「東京国大統領」と言っても過言ではない。多くの政治家にとって都知事は大変魅力的なのである。
また、首相と同等の影響力があることから、マスコミは他の知事選より優先して扱う傾向にある。候補者の数も多く、過去17回行われた選挙で10人以上の候補者が出馬したのは11回で、この数からも知事選がいかに魅力的かが分かる。
まぁ、候補者の大半は泡沫候補であるが・・・。
過去話題になった候補者
後だしジャンケンの法則
都知事選挙において、告示日間際に立候補を表明した候補者は当選するというジンクスがある。実際、石原前知事は告示15日前に、今回辞職した猪瀬前知事は8日前に立候補を表明し、それぞれ当選している。これは、直前に立候補すれば有権者の印象に残りやすいうえ、対立候補からのネガティブキャンペーンを受けるリスクが低いからである。