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E-2の編集履歴

2013-12-29 22:15:40 バージョン

E-2

いーつー

1950年代末期に開発された艦上早期警戒機で、最初から巨大なレドームを装備するために専用設計となった。世界中の空軍で採用され、現役生活を送るかたわら改良も続けられて、最近でもD型が登場している。今となっては旧式の空中早期警戒機なので指揮能力は高くないが、それでも有能な空軍と合わさればその威力を数倍にも高める能力をもっている。愛称は「ホークアイ(鷹の目)」。

はじめに

空中レーダー基地の要求

すべてを目視で戦っていた中にレーダーとはやはり便利なもので、第二次世界大戦では

イギリスドイツアメリカといった先進諸国が競って開発した。バトル・オブ・ブリテン(1940)やドイツ本国防空戦(1944)における防空網や、または沖縄での特攻機迎撃に威力を発揮したのがレーダーである。


終結後もレーダーの研究は続き、とうとう航空機にも搭載可能なまで小型化に成功した。レーダーの重要な要素としては出力以外にも探知範囲というものがあり、高い場所に登れば遠い場所まで見渡せるように、高い場所にあればあるほど探知範囲は広くなる。


航空機に大型の捜索用レーダーを搭載し、滞空させて空中のレーダー基地にする。

山にレーダー基地を建てれば済む空軍と違い、水面から限られた高さにしかレーダーを設置できない海軍での要求は強かった。1950年代、アメリカ海軍ではさっそくEA-1をダグラス社に作らせ、配備していた。


「便利なレーダー」へ

だが、このEA-1の評判はそこまで良くなかったようだ。

いくら大柄な攻撃機だったとはいえ、レーダー警戒機にするには小型すぎた。

おかげでレーダーも小型なものになり、搭乗できるオペレーターも1名だけ。


実際に使っても不便で仕方なかったようで、以降はE-1・E-2と、複数のオペレーターが搭乗できる大型機になっていく。そしてこのE-2では対潜哨戒機の改良だったE-1と違い、専用機として特化させたものになっている。


E-1(旧名称:XTF-1W・WF-2)「トレーサー」

S-1「トラッカー」を基にした初期のレーダー警戒機で、一番の特徴は背面に装備されたレドーム(レーダーアンテナ)である。当時の艦上機としては大型な機だったが、実際に使ってみると不便だったという。


操縦士・副操縦士・レーダーオペレータ2名の計4名で運用されるが、ただでさえ狭い機内にレーダー関連機器とオペレータ2名を詰め込んでいるのでやたら狭く、その上レーダー関連機器の冷却容量が不足気味だった。オペレータも手不足だったようで、E-2ではこれが3名に増えている。


空の鷹の目

E-2はそんなE-1の改良型として開発され、1957年にW2F-1として採用、1959年には実際の発注を受ける事となった。最初の試作機(レーダーなし)は1960年に、レーダーを搭載した生産機は1961年に初飛行を遂げる。1962年にはE-2と改称され、1964年から部隊配備が始まるとベトナム戦争にも参加した。


このE-2には最初から「艦隊戦術情報システム(NTDS)」にリンクし、艦隊外縁部の警戒

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