ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

バードンの編集履歴

2017-05-13 16:28:45 バージョン

バードン

ばーどん

バードンとは、ウルトラマンタロウ及び、以降のウルトラシリーズに登場する怪獣である。

別記事誘導

ウルトラマン』シリーズの怪獣 → 本項で説明

星のカービィ』シリーズの敵キャラクター → バードン(カービィ)


データ

バードン 【ニコニコ動画用イラスト】

別名身長体重出身地
火山怪鳥62m3万3千t大熊山

ウルトラマンタロウ』第17話「2大怪獣タロウに迫る!」~第19話「ウルトラの母 愛の奇跡」に初登場。


大熊山の噴火によって出現した怪獣マッハ20飛行し、肉食人間から家畜ケムジラまで何でも食べる(ウルトラマンタロウとゾフィーは食われなかったが、口に合わなかったのだろうか?)。

武器からの火炎放射での突風。そして最大の武器である鋭いクチバシ「シャークノーズ」ウルトラ戦士皮膚をも貫き、を壊滅させるほどの猛毒も含んでいる。

一方で、『メビウス』以降の作品では、このを生成する両頬の毒袋が弱点にもなっており、ここを破壊されると体内に毒が逆流して急速に衰弱・弱体化してしまうという設定が加えられた。近年の作品ではこの点が特に強調されて描写される傾向があり、「いかにバードンの毒攻撃を封じ込めるか」といった点が極めて重要な攻略要素になっていることが多い。


概要

  1. ウルトラシリーズ初の3話連続登場を果たす。
  2. 主人公のタロウを嘴でめった刺しにして惨殺
  3. 逃げようとした毛虫怪獣ケムジラを襲撃、叩きのめした挙句空中から全体重を乗せた突きで刺し貫いた挙句手足目玉を喰いちぎり捕食
  4. 助けに来たゾフィー頭に火炎放射、その後惨殺(これによりバードンは怪獣界1の人気者となった)
  5. 初登場シーンで観測所の人間食い殺し、さらに家畜や団地の住民を捕食し続けた

という凶悪怪獣である。以上の経歴からゼットンシルバーブルーメに並ぶトラウマ怪獣として有名。「地球産怪獣では最強」との声も強い。

もっとも、タロウらやケムジラに対する残虐性はともかくとしてその行動には、

  • 気持ち良さそうに水浴びして綺麗になったばかりの体にZATによってトリモチをぶっかけられる  →  濡れた体に中途半端に引っ付けられた粘着物のせいで皮が剥け、その痛さからか大暴れ
  • 全国の食品倉庫などを襲って食料にしていた類を全てZATに隠される  →  『じゃあ人間喰うしかないんじゃね?』とばかりに団地を襲撃
  • 自分が近くに来ていることにすら気付いていないZAT隊員勢によって我が子であるを目の前で破壊される  →  バードンママがブチギレ(当たり前)、彼らを山の斜面ごと叩き潰しにかかる

・・・とこのように、冷静になって考えてみると『そりゃ怒るわなぁ』と感じてしまう部分もあり、若干の同情を禁じ得ない者もいたりする。

復活したタロウとの再戦では、キングブレスレット電撃や嘴封じで防戦一方に追い込まれ、最後は空中戦となり、タロウの分身戦法に惑わされて『火山怪鳥』のクセに火山に激突して火口に転落爆死するという、その最強ぶりとは裏腹なあっけない最期を遂げている。皮肉にも生まれた場所が死に場所にもなってしまった。


その後のバードン

ウルトラマンメビウス

大熊山に潜伏していた別個体が出現する。

『ウルトラマンを2人も殺害した』という武勇伝(?)は、この時代にもしっかり伝わっている。


しかし、この頃になれば流石に地球人側の科学力もちゃんと進歩している。『トリモチ作戦』とかを場所も選ばず決行し、病院を危険に晒してた頃の我々とはわけが違います。

GUYSの解析により、嘴の横にある袋が毒腺であることが判明(散々色んな怪獣の攻撃を喰らってきた筈のタロウらがあっけなく敗れたのもこれでうなずける)。しかもその基部の血管を破壊する事でバードン自身の毒が体内に逆流し自滅するという意外すぎる弱点も発覚。

その甲斐あって、メビウスを大いに苦しめこそしたものの、このときはメビウスが放ったメビュームシュートに加え、GUYSのバリアに封じ込められたった1話で撃退された

地球人スゲェ。


なお、毒を保有することから「周囲の環境に悪い」とされGUYSのマケット怪獣には選ばれなかった。


ウルトラギャラクシー大怪獣バトル シリーズ

ウルトラギャラクシーバトルNEOの第11話『ある戦士の墓標』の初っ端に登場した個体はリフレクト星人(RB)が使役する怪獣として登場した。

地球最強の怪獣という触れ込みもあり、使役している方も自信満々に相手側のレイをバードンで最初は優勢に戦いを進めている…のかと思いきや、数々の修羅場を潜り抜け、成長しまくったレイとパートナーのゴモラ相手では力不足だったのか、あっという間に敗北…。

初期のあの強さは一体どこへ行ってしまったのだろうか? バードンもきっとそのやたらデカい目に涙を浮かべることだろう…。


その後、映画『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にてベリアル陛下ギガバトルナイザーにより、ベリアル軍団の1体として復活。他の怪獣軍団と共にウルトラ戦士やレイたちに襲いかかるが、所詮再生怪獣、ほとんど何も出来ないままウルトラマンゼロエメリウムスラッシュを受けてご退場になられてしまった…。


ウルトラマンサーガ

厳密には映画の前日談となるストーリーである児童雑誌『てれびくん』のDVD付録である『ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!』に登場した個体。

怪獣墓場で安らかに眠っていた(初代)バードンをバット星人(映画本編に登場した個体とは別人)が懲りずに再びウルトラの星へと進行するためにスフィア細胞を植え付け改造して生み出された怪獣兵器の一体という設定で登場する。


内容が前日談なことと、ハイパーゼットンが誕生する前に登場したことから、おそらく後に登場する怪獣兵器たちのプロトタイプだと推測されるが、詳細は不明。


他の怪獣兵器と同じく瞳がなく、白目だけとなっており、からにかけてスフィア細胞の発光器官が備わった不気味な姿が特徴で、自我は無く、もはやバット星人に操られるだけの操り人形と化してしまっている。


ウルトラ戦士たちの力を奪う特殊空間『アンチウルトラフィールド』が張り巡らされた小惑星上でウルトラマンゼロと対決し、追い詰めるが、救援に駆けつけたゾフィーが持ってきた『ウルトラコンバーター』でゼロがエネルギーを回復し形勢が逆転

最期はゼロツインソードとM87光線(Aタイプ)の合体コンビネーション技の前に敗北してしまった。


初期の強さには劣るものの、怪獣兵器という不気味な存在を視聴者に十分知らしめる活躍を我々に見せ付けてくれた。


ウルトラマンギンガS

『ウルトラマンギンガS』第13話「分裂!UPG」にてスパークドールズとして登場し、ガッツ星人ボルストモンスライブした。チブル星人エクセラー「かつてウルトラマンを倒したことがある最強クラスの怪獣」とその存在を知っていた。


ウルトラマンビクトリーと戦い、を突き刺してを注入する戦法で苦しめたが、初代のようにめった刺しにしなかったため殺害までには至らず、ビクトリーがウルトランスしたキングジョーランチャーで毒袋を撃たれて自分の毒が体内に逆流してしまい、弱った所にビクトリウムシュートを受け倒された。


ウルトラマンX

第2話に登場。メスの個体が産卵のために巣作りをしていた。その巣をつくるためにビルマンション鉄塔などを破壊しており、これ以上民間人に被害を及ぼさないようにするためXioが出動。神木隊長橘副隊長の判断により止むを得ず駆除されようとしていたが、現れたエックスと戦うことになった。


火球での攻撃と、今作でも健在な最大の武器であるクチバシと毒でエックスを苦しめる。が、援護に回ったスカイマスケッティにより左側の頬の毒袋を破壊され、さらに新たな力であるゴモラアーマーを纏ったエックスにはクチバシによる攻撃が全く通じず、最後は「ゴモラ振動波」を受けて、お腹の中の卵共々スパークドールズになった。

ちなみに、本作でも大熊山から飛来してきている描写があるが、『タロウ』や『メビウス』の時と同じ場所かどうかは不明である(第5話で『タロウ』や『メビウス』とは別次元の世界が舞台であることが判明したので、パラレルワールドにおける大熊山と考えるのが妥当であろうか)。


生態面においても、これまで描写されてこなかった点がいくつか明らかとなった。

今回のXioとの攻防戦においてバードンのはフクロウのように180度回転し、真後ろを向くことが出来ることが発覚した。これを利用して死角からの攻撃や弱点である頬袋への攻撃を防ぐことができる。また、地中から空中へ突撃するという新たな技も披露していた。これで泳げれば完璧だな。

また、卵生で産卵する習性を持つことは『タロウ』の時点で判明していたが、通常の鳥類とは異なり、卵を冷やして孵すということも明らかとなった。


サイバーバードン

Xioがバードンのスパークドールズを解析して生み出したサイバー怪獣で、胸にXの文字がある。

劇場版でのゴーグアントラーとの戦闘でハヤト隊員が最後の手段としてこのカードを使用し、スカイマスケッティを炎に包んで突撃させる捨て身の必殺技バードンフェニックスアタックを繰り出した。

結果としてスカイマスケッティは大破するものの(ハヤト隊員は直前にジオアトスで脱出)、ゴーグアントラーの飛行能力を奪うことに成功し、ウルトラマンティガの勝利に間接的ながら貢献した。


ウルトラファイトオーブ

亡霊魔導士レイバトスが復活させた怪獣軍団の一員として、ビクトルギエルキングジョーグドンツインテールハイパーゼットンと共に登場し、ゼロオーブオリジンに襲い掛かる。


オーブがレイバトスを追いかけた直後、空中からの火炎攻撃でゼロを追い込むが、そこへセブン、ジャック、ゾフィーが現れ、かつて(自身か同族が)倒したゾフィーと交戦を開始する。

得意の火炎攻撃で再びゾフィーを燃やそうとするも成長したゾフィーには効かず、かつて止めとなったシャークノーズも華麗によけられ、最後は彼のM87光線によって爆散。初代登場から44年ぶりに単独でのリターンマッチを果たされることとなった


派生作品

内山まもる版

TV放映当時に『小学二年生』で内山まもるが執筆していた漫画版では、ゾフィーとタロウの二人がかりでも倒せず、ゾフィーが羽交い絞めにして「私ごと撃て!!」と叫び、涙ながらにタロウが放ったストリウム光線で爆死している。勿論、重傷を負ったゾフィーはすぐにタロウによりウルトラの星に運ばれ、蘇生した旨が語られている。

ちなみに掲載当時の煽り文は「ゾフィーが、しにます!!」


ぱちんこウルトラマンタロウ

都心部で暴れていた所をタロウとゾフィーの共闘により迎撃され、最後はダブルウルトラキックで胴体に風穴をブチあけられて爆死する。ゾフィーがもうちょい早く着いていたらTV版や内山版のような悲劇は起きず、こうなっていたのだろうか?


ウルトラマンSTORY0

最終版でババルウ星人に操られ複数個体が登場。ババルウ星人が上に飛び乗って乗り回したりしていた。

一羽がゴライアンに襲い掛かるも、カウンターパンチで嘴を粉砕されそのまま全身が爆裂した。


ウルトラジャーニー

ガラ子の住む世界に、サバトの配下として出現。

実写版と比べてより鳥類らしいデザインにリデザインされている。


圧倒的な戦闘力は本作でも健在で、口から吐き出す毒液の一撃で神樹マルスを枯らせたり、鋭い嘴でジェロニモンにダメージを与えたりと大暴れしたが、最後はヒナキングジョーの起死回生の一撃を受けて墜落し、敗北した(生死は不明)。


なお、バードンを目にしたジェロニモンは「かつて光の巨人を屠ったと言われる火と毒の怪鳥」と発言しており、本作で初めてウルトラ戦士の存在が間接的ながら語られることとなった。


ウルトラ怪獣擬人化計画

ウルトラ怪獣擬人化計画「バードン」

円谷プロ公認(!)の擬人化企画にもその圧倒的な人気から当然の如く参戦し女体化された、その名も「バードンさん」。

オリジナルもカラフルな色彩だったが、擬人化によってより一層鮮やかとなり、あたかも熱帯地方の鳥類のような出で立ちとなっている。

発表時のキャッチコピーは「ツンツンしちゃうぞ」であった。……クチバシなくなってるんですけど。(性格の方もツンツンしているのかは不明)

なお、デザインを担当したのはニトロプラスのminoa氏(ゴモラちゃんをデザインした人)。


漫画版

怪獣図鑑制作部の部員の1人として登場。

主人公のゴモラベムスターが怪獣図鑑制作部に入部するきっかけを作った張本人でもある。

“肉食”という設定は踏襲しているものの、オリジナルの凶暴さはどこかにすっ飛び、無口な食いしん坊キャラと化している。特にツンツンしているような描写もない。

(詳細はリンク先を参照)


小説版

第3話「Flying Higher!」に登場。

バードンの怪獣魂を受け継いだ怪獣娘の1人で、本名は火野ユリカ

ここでもやはり無口な性格の持ち主として描かれている。高い飛翔能力を持つ。


本作では善玉キャラとして登場しており、同じ怪獣娘の友人である國枝アサミ(ブリッツブロッツ)とクララ・ソーン(キングジョー)と共に、テロリストによる旅客機爆破の危機に直面して絶体絶命のアデリーナ・海堂(ペギラ)の救援に駆け付ける。


余談

前述の通りゾフィーを撃破したことから近年では(一部の層から)圧倒的な人気を獲得しウルトラ怪獣でも屈指のアイドルとなった(もはやダークザギと同様に崇拝レベル)。

以前はシルバーブルーメに並ぶトラウマ怪獣と言われていたが何が起こるかわからないものである。

その代わり一部の怪獣達は怪獣の面汚しと言われるまで罵倒されることになってしまったが。


関連イラスト

火山怪鳥バードン火山怪鳥バードン


関連タグ

ウルトラマン ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣 ケムジラ

ギャオス・・・・同じく怪鳥の異名を持ち、人を捕食する。

ドクター秩父山・・・・こいつがモチーフの怪鳥"おええ鳥"が存在している。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました