ポケモンセンター

ぽけもんせんたー

1.ゲーム・アニメ『ポケットモンスター』シリーズに登場する施設。2.実在のポケモングッズ専門販売店。

概要

ゲーム内でのポケモンセンター

BW2以外の最初の街以外のどこの街にも存在し、一部ダンジョンの手前にもあり、手持ちのポケモンを無料で回復・・・つまり状態異常だろうがPPが尽きていようが、全回復してくれる。中にはいつもカウンターで回復を担当する女性スタッフが出迎えている。

ちなみに、ゲーム内のポケモンセンターには「ポケモンネットワークセンター」や、「ポケモンコミュニケーションセンター」と呼ばれる施設や、一部の地方では内部にフレンドリィショップが併設されている所も存在する。またパソコンが常に設置されており、手持ちの入れ替えや図鑑の評価を見ることができる。常時はいないがふしぎなおくりもので手に入れたポケモンを受けとる時は専属のスタッフが登場する。

従来は通信で対戦や交換を行っていたが第6世代以降はポケモンセンターでの通信コーナーは廃止された。

世代別の特徴

第1世代（赤緑青黄）

構造は1階建てで左側がポケモンの回復ができ、右側が通信コーナーがある。この頃は回復してくれる職員は現在と違い、黒色の服を着たロングヘアーの女性である。ピカチュウ版ではアニメに基づいてジョーイに見立てた職員とラッキーが登場する。

第2世代

この世代から構造は2階建てになった。ジョウトとカントーとでは表の看板が異なる。1階は主にポケモンの回復を行い、担当の女性もこのシリーズから白衣を着た看護師風になる。このシリーズから通信コーナーは2階に移動し、通信するコーナーも分けられ、左からポケモンの交換、対戦ができ、1番右奥はタイムカプセルと呼ばれるコーナーがあり、前作との交換ができる。ただし第2世代から登場したポケモンや技を覚えているポケモンを手持ちから外さないと中には入れない。クリスタルではコガネシティのポケモンセンターには「ポケモンコミュニケーションセンター」、モバイルシステムGBを携帯に連動して行うことでニュースやタマゴけんを入手することができた。現在はその配信は終了している

第3世代（RS、FRLF、E）

構造は前作と同じだが、RSと後に登場したFRLF、エメラルドとでは2階の構造や通信を行う役割はやや異なる。このシリーズから屋根の色が赤色に変わる。ポケモンセンターのbgmが唯一異なっている。1階は従来通りポケモンの回復。2階は左から通信対戦、交換、右奥はレコードコーナーが登場し、行うことで相手の秘密基地などが出現し、テレビで相手の情報の詳細の一部が把握でき、イベントも連動したりすることができる。

FRLF、E

構造はほぼ一緒だが2階にはユニオンルームが登場し、ワイヤレスアダプターをつけることで、複数のプレイヤーと交換や対戦（レベル制限あり）、チャットができる。右側は従来の通信ができるが、ワイヤレスアダプターをつけることでエラー時にもリセットしたりせず、ワンボタンでプレイに戻ることができ、またきのみクラッシュで粉ができ、いろいろな木の実などと交換できるようになる。１のしまには「ポケモンネットワークセンター」があり、他のポケモンセンターとほぼ変わらないが、あるアイテムを持ってくることでRSと通信ができるようになる。エメラルドでも構造ややり方は同じだが、RSとのレコードを混ぜることができたりと集約できている。

第4世代（DPt）

朝と夜とでbgmのテンポが変わる。構造が2階と地下1階になり、２階はユニオンルームと通信コーナーがあるが、バトルのハンデやレベルの固定が設定されるようになった。地下1階はWi-Fiクラブが追加され、ともだちコードを交換した相手と遠距離通信、交換が出来るようになった。ただしGTSによる交換などはGTSに行かなければならない。

（HGSS）

キキョウシティとエンジュシティは現実世界と同様、屋根の色が異なる。ポケモンの回復や通信はDptと一緒だが、構造は2階、地下1階だがやや異なり、1階の奥行き、パソコンの横から上に上がることでユニオンルームと通信コーナーが設置された。Wi-Fiはプラチナ同様、地下1階にある。

第5世代

構造は2階立て。このシリーズからフレンドリーショップがポケモンセンターに統合された。ただし過去シリーズでもポケモンリーグがあるポケモンセンターと一緒にショップが設置されていた。1階は従来のポケモンの回復。2階はクイック通信、およびローカル通信がCギアに搭載されたことで知り合い同士のポケモンセンター内での交換や対戦は廃止されたが、ユニオンルームや、Wi-Fi、GTSによるポケモンセンター内での交換や対戦は継続された。GTSがポケモンセンターに付随されたことでグローバルターミナルにあった地球儀が設置された。BW2では進行具合によって貰えるメダル、メダル親父が登場する。

第6世代（XY）

構造は第1世代以来1階建てに。フレンドリーショップが引き続きポケモンセンター内に置かれたが、ポケモンの交換や対戦、Wi-Fi機能での通信も全てPSSに統一されたことで通信コーナーはすべて廃止された。そのかわり1階の広さが広くなり、主人公の衣装を変える事ができるフィッティングルームが設置された。ソファーにも座れる他、テレビも置かれている。またDS内に自分の誕生日を設定しておけば、誕生日にプレイするとクラッカーやケーキ―が表示され、例え彼女や友達がいなくてもポケモンに祝ってもらえる少し嬉しいサプライズがある。この時のbgmも誕生日風にアレンジされている。

（ORAS）

RSのリメイクのためフレンドリーショップが一時引き離され、着替えも出来なくなった以外は、中の構造はXYと同様で広さも無駄に広くなった。

第7世代

構造は1階建て。フレンドリ―ショップが再び右奥に設置された他に、左奥にはポケカフェができ、ポケマメや状態異常回復アイテムを貰うことができる。これまでのシリーズと違い、街以外の○○道路にもポケモンセンターが多く設置された。またあるイベント中にはとある街に廃墟化したポケモンセンターがあり、そこにいるスカル団に金を払っての回復を行う（10円）。このイベント後のポケモンセンターでの回復はできなくなる。

第8世代

構造は第8世代と同じく平屋建て。右側にフレンドリーショップが設置。左側はカフェであるが、ここでは回復用アイテムは貰えず、ポケモンの思い出、技忘れ、技思い出しをしてくれるマスターがイエッサンと常駐（技忘れ・思い出しは無償で行ってくれ、過去作のようにハートのウロコを用意する必要はない。これには本作にラブカスが未登場であるというゲームシステム上の問題も絡んでいると思われる）。パソコン上部にはナビゲーションの『ロトミ』が待機している。先代とは異なり道路には設置されず、椅子自体も無くコミュニケーション用の机以外置かれていない。

アニメ内の設定

各地至る場所にあり、中では常時同じ姿でポケモンの回復を行うジョーイさんとアシスタントポケモンが対応しているが、ゲームのように一瞬では回復できず、数時間から1日かけて回復を行っている。後人間の治療も承っている。街によってサイズに差があり、民家サイズからホールサイズまで色々なタイプが存在するため構造はやや異なるが、多くのポケモンセンターでは回復以外にモンスターボールの完備、テレビ電話機、図鑑を貰った博士や実家にポケモンの転送装置により手持ちの交換（ゲーム同様通信交換も対応）を行うほかに、宿泊施設や温泉、レストランがある。しかもこれらは全てタダで利用できる。またポケモンリーグ参加の受付、つまりバッジを集める＝ジムへの挑戦の登録もポケモンセンターで行っている。ポケモンリーグ期間中といった大きな大会がある時は臨時のポケモンセンターが存在したりしている。

サン&ムーンではサトシ達は此処で職業体験をさせてもらい、ポケモン達のケアや、宿泊施設内の個室清掃等を行っている。また、カフェやフレンドリーショップの店員達とも少なからず交流を持っている。

グッズ販売店

日本全国に展開されるポケモンことポケットモンスターグッズ専門店。「ポケセン」と略される。「ポケモンを持ってくる人がたくさん来る場所」「たまに限定配信が来る」などの理由で大量にすれ違う事が期待できる。

各店舗ごとにその土地のイメージに近いポケモンをシンボルにしている。特に商人の街大阪がニャース、古来から伝統ある街京都がホウオウはかなり分かりやすい。

また、トウホクのビクティニは東日本大震災が店舗設立のきっかけになったのもあり被災者への希望の意味が込められている。

ユニオンルーム内ではもちろん、直接話しかけて対戦するポケモン廃人の溜まり場にもなっていたりする。休日は子供の出入りが激しく混んでいる事が多いが、平日は客も少ない。大学生などは平日が狙い時。

ポケモンセンターの支店として、ポケモンストアも存在する。

店舗一覧