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概要
元々は、くさ・ほのお・みずの3すくみ状態を知ってもらうために用意されたポケモン。
その後「サンヨウジム」がレストランで、そこのジムリーダーがウェイターということで、料理を作るポケモンへと発展した。
そして、ハーブのような葉っぱを持っている役(ヤナップ)、料理に使うおいしい水を見極める役(ヒヤップ)、火加減を見る役(バオップ)といった具体的な設定が用意され、熱い物を運ぶために手をミトン型に、物を運ぶことから器用な猿をモチーフにしようとなった。
以上の内容は『Nintendo DREAM』2011年1月号で開発者が述べている。
それぞれの種族値はHP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの順に「75・98・63・98・63・101」と統一され、ポケモン御三家を意識するかのように♂と♀の比が7:1となっている。
特性はみんな「くいしんぼう」。隠れ特性は、ヤナップ・ヤナッキーが「しんりょく」、バオップ・バオッキーが「もうか」と、ヒヤップ・ヒヤッキーが「げきりゅう」なっており、より御三家を意識したものになっている。
この様に共通点が多い事からも同種族である可能性が高く、アニメのあるミニコーナーでは、「元々は一つのポケモンで、それぞれが住み着いた場所に合わせて身体を変化させたらしい」と、リージョンフォームに近い出自を持つ事が語られている。
もしかしたら、今後の作品でイーブイやバルキーの様な共通する変化前のポケモンが登場するかもしれない。
BW
ゲーム開始時に選択した御三家によって、それぞれ異なるポケモンが「ゆめのあとち」の女性からもらえる。
具体的には、ツタージャの場合はヒヤップ、ポカブの場合はヤナップ、ミジュマルの場合はバオップ、といったように最初のポケモンの相性補完となるポケモンが選ばれる仕組みである。
御三家と相性補完ができる上、「いあいぎり」も覚えるため序盤は重宝するだろう。
XY
BWの次世代シリーズのXYでもシナリオ序盤のハクダンの森に3匹揃って生息している。
XYではカロス御三家に加えカントー御三家も序盤で貰えるためBWほど重要な役目はないが、序盤でほのお・みず・くさの3属性を揃えたいというこだわり屋さんには嬉しい配置か。
SM
アローラ地方には生息していないため影が薄いが、USUMではそれまで御三家の専売特許だった「誓い技」を習得可能に。これにより御三家以外で唯一「ほのおのちかい」「みずのちかい」を覚えるポケモンになった。
……ただし何故か「くさのちかい」だけはシルヴァディも覚える。ヤナップは泣いていい。
剣盾以降
剣盾以降ではリストラされている。元々バオッキーを筆頭にポケモン総選挙の結果が芳しくなかったため、ある意味では必然か。
ポケモンGO
地域限定ポケモンである。三猿は、それぞれのイメージに合った場所で出現する。
又、進化後の共通点として、
が挙げられる。
また、原作同様種族値も3匹で共通しており、合計CP値は同じ。
地域限定や技構成の類似である理由として、上記の「環境に合わせて姿を変えた」という仮説が反映されたという説がある。
2022年の「Pokemon GO Fest 2022」のグローバルチャレンジ達成のリワードとして、3種共に期間限定で全世界でレイド&野生出現した(同時に色違いも初実装)。このため、現在は該当する地域に居住していないユーザーであっても全種をコンプリートすることが可能となった。
余談
ほのおタイプである猿ポケモンとして、登場時点で既にゴウカザル一族が存在していた(特性「もうか」を持つ点も同じ)。
さらに第8世代では、くさタイプである猿ポケモンゴリランダー一族も登場。こちらも御三家であり、特性「しんりょく」を持つ。
ひょっとしたらそのうち、みずタイプかつ猿ポケモンの御三家も登場するかもしれない。
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猿系ポケモンの仲間