コメント
zo_bula_bula
2011-07-18 21:21:56
リーネのスピットファイア擬人化説について、ごく個人的な考察を一つ。
リーネの誕生日6月11日は、スピットファイアの設計者レジナルド・ミッチェルの命日と同一になっているが、「なぜ誕生日ではなく、命日の方に合わせたのか?」という疑問は、誰もが当然抱くことと思う。
これについては、スピットファイア誕生の経緯が答えのヒントになるかも知れない。
・・・時は1930年代。ジブリ映画「紅の豚」でも言及された水上飛行機レース・シュナイダー杯において、スーパーマリンS.5/S.6/S.6Bを設計し、この3機による三連覇で、イギリスにシュナイダー杯永久保持権をもたらした天才設計者ミッチェルは、1933年にガンの手術を受け、療養生活に入った。
しかし、その間にヨーロッパではナチスが急速に台頭。祖国イギリスの空をナチスの脅威から護る戦闘機の設計を決心したミッチェルは、病に蝕まれた体を押し、燃え尽きる余命と引き換えるようにスピットファイアの設計に心血を注ぎ、1937年6月11日に42歳の若さで亡くなった。
そして、天才の命を貰い受けるようにして誕生したスピットファイアは、開戦から終戦までイギリス空軍の主力としてミッチェルの願い通りの活躍を見せ、イギリスの勝利に大いに貢献している。
このようなスピットファイアの生い立ちが、リーネの誕生日を、ミッチェルの命日の方に合わせる要因になったのではないだろうか・・・というのが、ワタクシの個人的な考察。