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陸戦高機動型ザク

りくせんこうきどうがたざく

陸戦高機動型ザク(型式番号MS-06G)とは、機動戦士ガンダムのメカデザイン企画「MSV-R」に登場するモビルスーツ。

概要

陸戦型ザクⅡ(J型)の性能向上型。

地上での機動力の向上を目的に開発されており、当時開発されていたグフのポテンシャルを移入した結果、腕部形状や肩部装甲のスパイク形状がグフに酷似している他、グフの腕を装備する事も可能。

脚部動力パイプを内蔵し、補助推進用のバーニアが増設された結果、機動性においてベース機を上回っているが、ホバー走行は出来ない。

総生産数は五十機前後と言われ、グフの生産が開始されると同時に生産中止となったが、地上用のザクⅡ系列機としては最良の機体である。

しかし、生産数が少なかったため現存する交戦記録などが少なく、詳細スペックの多くが不明となっているが、0079年11月に北米戦線とアフリカ戦線での戦闘参加が確認されている。

主なパイロットはギュンター・バル(MSV-R)、ディーン・ウェスト(トラブルメーカーズ)、レッド・ウェイライン(ジョニー・ライデンの帰還)など。

ギュンター機は頭部にブレードアンテナが追加されており、ディーン機はそれに加えて一年戦争終戦間際に開発されたジェネレーターを搭載し本来ザクには搭載出来ないような武装も強引に動作させる事ができ、これによってザクキャノンのバックパックやザクタンクの下半身、挙句の果てには高機動型ザクⅡの脚部とバックパックを装備して宇宙で運用可能にするなど様々な改修が施されている。

名称自体は旧MSVの時代から存在していたが、MSV-Rにてデザインと詳細な設定が追加された。

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