風采の上がらない神父で、蝙蝠傘を置き忘れる癖がある。しかし、並外れた想像力と、聖職者でありながらタブーをも乗り越える逆転の発想で、真相を明らかにしてきた。
もともと怪盗であったフランボウは、神父の能力と人柄に感嘆し、カタギとして生きることを誓った。
代表的な事件に短編「折れた剣」「神の雷(いかずち)」「銅鑼の神」などがある。
その驚異的な能力は後世の名探偵と呼ばれるキャラクターに多大な影響を与えている。
日本では、金田一一や江戸川コナンなどが彼の影響をかなり受けている。
また、「犯罪者は独創的な天才だが、探偵はそれに対する批評家にすぎない」は彼のセリフであり、青山剛昌が創造した怪盗キッドの最大の盗品(また、同作に登場する警察官:茶木神太郎は、このブラウン神父が名前の由来となっている)。