声:竹内良太
概要
デーボスの完全復活に必要な濃い哀しみの感情の収集を完遂すべく、百面神官カオスが生み出していた、新たな哀しみの戦騎。一人称は「私」。 アイガロンとは違い、冷静で敵味方関係なく慇懃無礼な敬語口調で話し、冷静に他人の哀しみを分析し、その哀しみから良い曲を思いつくなど、機械の如く冷徹で、アイガロンを「哀しいブリキの人形」、「鉄くず」と見下すなど、傲慢かつ冷酷な性格である。
人間の感情を集めるために使用するタクト「絶望指揮棒」から強力な光線や悪のメロディを操り、それを用いた音波攻撃を放ったり、さらにキルボレロのトランペットと組み合わせる事で、より強力な悪のメロディを放つようになる。必殺技は敵の頭上に音符状のエネルギーの輪から音符型の高エネルギーを無数に降り注ぐ「爆音符」。
常に所持している楽譜である「ガクブル楽譜」は、濃い哀しみを持つ人間を閉じ込め、濃い哀しみが増す度に曲の厚みが増すようになる。また、絶望指揮棒と合わせる事で、濃い哀しみを悪のメロディに変換させる。
また、必殺技の「雷電残光・五連突き」を耐え凌ぐ強固な防御力とシールドを持ち、アイガロンを上回る数々の武装を収納しているが、「絶望指揮棒」と「ガクブル楽譜」以外未登場である。
当初は、黒マントの男の姿で密かに活動し、同じく白マンとの男の姿をしたキルボレロと共に人間の哀しみと喜びの濃い感情を集め、奇妙な赤いレコードプレーヤーに閉じ込め、囚われている人間たちの喜びと哀しみの濃い感情をレコード盤に刻み、圧縮した哀しみと喜びの感情を全て満たすことで、デーボスの魂を甦らせ、復活に成功した。その後、カオスを憑依したデーボスの後方に控え、悪のメロディを奏でる事で、キョウリュウジャーたちの力を低下させて、窮地に追い込んだ。
その後、ブレイブ45ラストで、戦騎としての本来の姿を現した。
ブレイブ46では、カオスの命令によりキャンデリラやラッキューロ、アイガロンの抹殺に向かう。
三人を追い詰め、キャンデリラに「爆音符」で処刑しようとしたが、その攻撃をアイガロンが庇った上、彼の重い悲しみを背負ったイアンのディノスグランダーとトホホーク(アイガロンの持つ手斧)の一撃により、巨大化する事なく爆散した。
名前の由来は恐らく、「哀(アイ)」+「ice(アイス:氷)」+「ロンド(ある同じ旋律が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される楽曲形式)」と思われる。