概要
ルパン三世TVスペシャルの流れから金曜ロードショーで放送されたが、本作は野球中継のナイター延長を受けて放送時間が1時間ずれ込んだからか、視聴率が今ひとつだった。
それを受けてTVスペシャルシリーズは次作「ルパン暗殺指令」をもって完結となることになってしまったが、その視聴率が好調だったことから続行が決まった。
なお、タイトルはひと目で分かるように007シリーズの「ロシアより愛をこめて」が由来。
あらすじ
かつて、ロマノフ王朝時代のロシア帝国はアメリカに次ぐ世界第2位の[[金保有国だった。しかし、ロシア革命の後、その莫大な金のうち500トンが何処かへ流出し、行方不明になっていた。
ルパンはその金塊を狙って関係資料である本を図書館へ借りに行くが、ジュディという女が借りていたため、彼女の元まで尋ねる。
同じ頃、五エ門はシベリアの新興宗教団体でやっかいになっていた。教祖ラスプートンは一国の[[大統領すら虜にしてしまう人物だったが、その正体は莫大な暴利を貪るペテン師だった。そんな彼に斬鉄剣を奪われた五エ門はしぶしぶながら用心棒として雇われてしまう。
一方で、本を見せてもらおうとルパンはジュディに頼み込むが、同じくその本を狙った二人組の男の襲撃を受けて本は奪われてしまう。幸い暗号を見つけ出していたルパンは暗号を解読し、金塊の在り処を突き止める。
しかし、金塊の隠し場所は泥棒界でも有名な銀行の地下金庫。しかも、盗み出すのは500トンの金塊。果たして、ルパンは如何にして盗み出そうというのか?
余談
- 現実のロシア帝国の500トンの金塊の行方は今でも行方不明である事から埋蔵金伝説の一つでもあり、バイカル湖に沈んでるという説や一部が日本に流出したという説まである。