概要
フィンランド代表のアイラ・ユルキアイネンが操る、キュベレイの改造ガンプラ。
アイラにはガンプラ製作技術はない為、チーム[ネメシス]によって製作されている。
フェイスパーツやバインダーなどのパーツが変更されており、キュベレイから大きく印象が変わっている。特に肩部後方のアーマーが下方に下がった形状になっており、そのシルエットはまさにパピヨン(蝶)そのものである。
ファンネル以外にも遠隔誘導兵器を多数装備しており、複数の機体と同時に戦いながら、それらを圧倒するほどの強さを誇る。
機体性能はアイラとのシンクロ値を示す「エンボディ数値」によって変動しやすく、アイラが不調だと機体の挙動やファンネルの制御にも影響を及ぼす。しかし、サポーター側から強制的に向上させることも可能で300%以上だと機体の赤い模様が輝き、性能も極限にまで向上する(ただし、操縦者に異常な負担を強いる上に場合によっては廃人化する恐れがある)。
武装
アイラの高いファンネル操作技術を活かすため、武装の殆どにファンネルやビットが装備されている。
ランスビット
手持ち式の大型ランス。近接武器だけでなくビームライフルの機能も備わっており、果てにはランスビット自体がファンネルとして機能する。
ファンネル
テールバインダーに装備されたキュベレイと同型のファンネル。少なくとも30基が確認されている。
クリアファンネル
肩部アーマーに装備された透明なファンネル。射出の際に光を反射した姿が蝶の鱗粉を思わせ、多くの機体を屠った鱗粉爆撃の正体でもある。射撃機能は備わっておらず、相手にぶつけて起爆する機雷型のファンネルである(似たようなものにギラーガビット、レギルスビットが存在する)。
ビームサーベル
腕の付け根部分に装備されたビーム兵器。ビームガンとして使用できる。
余談
デザイナーは石垣純哉氏による。
各部の模様やシルエットの形状は、キュベレイの元々のデザイナーである永野護の画風に、より一層近づいたものとなっている。
ちなみにこのキュベレイパピヨンは、放送前には情報が公開されておらず、大張正己がコンテを切ったオープニングにて初公開となった。
その独特なフェイス形状と武装から、大張が過去にOPを制作したアニメ・宇宙の騎士テッカマンブレードを連想するファンが多数いたが、当の大張は「むしろオーガンの方が近いのではないか」とコメントしている。