概要
前作のキングクルール同様、本作でのクレムリン軍団の頭。日本国外版ではキングクルールの兄と言う設定があり、あたかもキングクルールが衣装換えしただけかと思いきや別人だったりする。なおキングクルールの兄という設定は日本国内では大乱闘スマッシュブラザーズXのキングクルールのフィギュア解説にて初めて発表された。
クレムリン軍団の中でも最も海賊という性格を強く持っており、海賊としての本拠地と思われる「クレムリン島」の山頂にあるクロコブルグという城を構えているほか、空飛ぶ戦艦デビルクルールを本拠地にしている。
ビーチで1人休んでいたドンキーを急襲し拉致、そして身柄と引き換えにコングたちのバナナ倉庫にある大量のバナナを要求した。しかしディディーとディクシーに本拠地まで乗り込まれ、両者は激突。何度も死んだフリをしながら巧みに戦いを進めていたが、そのさなか捕らえていたドンキーに自力で脱出され、モンキーパンチをまともに浴びた結果、本拠地の戦艦デビルクルールから吹っ飛ばされ、クレムリン島のふもとまで自由落下した挙句、海に落下してサメの餌食となった。
しかしそれでも彼はどうにか生き延びており、地下のロストワールドにボロボロの状態で潜伏していたところをディディーとディクシーに乗り込まれ、両者は再戦。しかし最後の力を振り絞って戦うも、銃を暴発させられた衝撃で吹っ飛ばされ、ロストワールド中央の火口に落下、そのショックで島ごと沈む。
しぶとく生き延びた彼は、海賊船に乗り込み、高笑いを上げながら去っていった。しかし、その後、彼の姿を見たものはなかった。
戦闘
本作ではボスキャラクターを踏みつけて倒すことができない。そのため、見た目に反して彼を踏みつけることも不可能。武器は見た目どおりラッパ銃を使い、発射する弾は多種多様。タルや砲弾はもちろんだが、状態異常を引き起こす煙や、投げ返せないトゲ砲弾などもある。それだけでなく、単に相手を打ち据える得物として使用したり、掃除機のように相手を吸い込む機能もついている。しかしその機能が仇となり、吸い込み中に砲弾を投げ返されると弾を吸い込んでしまうため、銃が暴発して彼はダメージを受ける。こうして倒すのが基本的な攻略法になる。
兄弟の仲
キングクルールとは互いに交流があるのか、互いの出演作品にそれぞれの写真が登場している。彼が登場する『スーパードンキーコング2』にはキングクルールの写真があり、逆にキングクルールが登場する『ドンキーコング64』には彼の写真がある。双方とも海賊船を所有しているという大きな共通点があり、『3』のバロンクルールと比べると彼らは似た者同士なのかもしれない。本人同士だけでなく、雇っている部下の風貌もかなり近いと言える。