マリー(カゲロウプロジェクト)
まりー
「……きっと上手くいく!!」
「ひぃぃ… ごめんなさい ごめんなさい…」
「目を見ると石になってしまう」
プロフィール
概要
じん(自然の敵P)の楽曲「想像フォレスト」及び「空想フォレスト」の主人公。
キャラクターデザインはわんにゃんぷー氏。
森の奥でひっそりと暮らしていた、人形のような風貌の少女。
ウェーブのかかった長い白髪に薄いピンク色の瞳、服装は不思議の国のアリス風な水色に白のエプロンドレスと、まるで童話から抜け出してきたかのような外見をしている。
喜んだり怒ったり感情が昂ぶると、横髪がうねるように動く。
鍵が2つついたペンダントを首から提げており、1つは実家の鍵、もう一つは・・・。
メデューサと人間のハーフである母親を持つ、メデューサと人間のクォーター。
その為、生まれた時から「人と目を合わせると石に変えてしまう」と両親に言われて育ってきた(成長したら任意でコントロールできるが、幼い頃は制御が難しい)。
やがて人間の父親は寿命で他界し、母も幼いマリーを自らの身を挺して守ったことで死んでしまった。
それ以来、彼女は上記の真実を知らないまま、ずっと森の奥で家から出ることなく一人ぼっちの生活を続けてきた。
そんな彼女の家に、ある日メカクシ団の少年・セト(正確には少年時代のセト)が訪れ、マリーは激しく戸惑ってしまう。
ドアを開けてきた彼を、彼女は「目を合わせないで!(あなたが)石になってしまう!」と拒んだが、マリーをコミュ障だと勘違いしたセトは「僕も目を合わせると、石(みたいに、緊張してガチガチ)になってしまうと怯えてた。でも、世界は案外怯えなくていいんだよ」とマリーを優しく諭す。
その出逢いからマリーはメカクシ団の一員となり、外の世界に出ることになった。
想像フォレストのラストシーンではセトは少年時代のまま迎えに来ていたが、空想フォレストのラストシーンでは成長しているため、出逢ってから数年後に迎えに来たと思われる。
なお、初代団長と面識があったかは現時点では不明。
「想像フォレスト」のPVでしている腕の包帯はもしもの時の為の目隠し用だったが、セトと出逢って人と目を合わせられるようになったことで必要が無くなった後は、ピンク色(それまで瞳の色の連想から避けていた色)に染めてリボンとして頭に巻いている。それ以外にも何本か別のリボンも持っているよう。
人物
メカクシ団団員となった後は、アジトから滅多に外に出ることはなく(以前一人で買い出しに出た際、近所の子供たちに虐められたことがトラウマとなっているため)自室で造花造りの内職生活をしている。が、収入は微妙・・・というか月収ワンコイン(500円)。
つまりはほとんど、ヒキニート状態である。
期待通りというかやっぱりというべきかセトにべったり。兄妹と思われても否定できないくらいの甘えんぼさんになる。
人見知りが激しく「引っ込み思案の究極系」などと称されているが、打ち解けた人間に対しては明るい面も見せる。好奇心は旺盛で楽しいことや興味を引かれたことには積極的に行動するタイプ。
かなりのドジっ子。いじり甲斐があるせいか、同じ団員のカノにはよくからかわれている。
何十年間も一人で暮らしてきたせいか、団体行動が苦手で周りが見えなくなるときも。
意外にも、か弱い外見に反して肝が据わっており、絶叫マシーンや虫類にもまったく臆さない。
ただし、極度の寒がりかつ、音感が皆無。
見た目通り髪がボリューミーで、髪をスプレーワックスでまとめて固めてみると、マリーの頭20個分くらいはある重量の巨大な玉が出来上がる。これにぶつかったものは大量の吐血、または気絶する。
今のところ描写は見られないが、まさかの腐女子という設定がある。(→腐ォレス子)
セトに貰った服や自身の幼い頃の服をリメイクしたりと、裁縫は得意な様子。
お茶汲みもよく担当している。・・・運ぶ際に転ぶが。
また、カノの雑誌で見たルーズソックスを「かっこいい」と自作したり、好奇心ゆえの少々ズレたセンスも垣間見られる(が、友人と違って味覚は正常)。
食べ物を食べることはできるが別段食べなくても平気なようで、現に森で一人暮らしをしていた時は何も食べていなかった(飲み物は飲んでいた)らしい。
穏やかに見えるが一度機嫌を損ねると強情で、カノの軽口に対して静かな怒りを見せる事もある。
怒った時の激情も判りやすく、特にセトに関する事には敏感。
そして何よりもセト含む大事な人達が傷つけられた時には、普段とは全く違った表情を見せる。
本来は不老不死であるメデューサの血をひいている為、その寿命は長く成長速度も人間と比べて非常に遅い。実年齢は(想像フォレストの時点で)140歳くらい。見た目は幼いが、メカクシ団の最年長である。
本人は自分の年を数えていなかったらしく正確な年齢は不明だが、アジトで誕生日を迎えた際、カノが「じゃあ皆同じ歳ってことで」とケーキに17本ローソクを立てて以来、便宜上は17歳であると
推定される。
メカクシ団員となってからの色濃く楽しい毎日を経て、彼女は「ずっと皆と一緒にいたい」という願いを持つようになるが・・・・・。
能力
メデューサの末裔であるマリーが所持する能力は、目を合わせる能力。
任意で発動でき、目を合わせた相手の動きを一定時間停止することができる。
また、彼女が能力を発動することを「石にする」と表現することがあるが、それは実際に石に変える訳ではなく数分間動きを止めることを指す。
(母親のシオンは文字通り人を石にすることもできたが、クォーターのマリーにそこまでの力はない。)
また、「人を石にしてしまう」とずっと恐れていた能力を使うことにはまだ多少の後ろめたさがあるようで、ある事件で大勢の人間に対して能力を発動した際に呟いた「――ごめんね」という言葉は、モモ曰く時を止める魔法の言葉のようだったらしい。
ただしそれは無害の相手に対する場合であり、彼女を怒らせると問答無用で石にされる(大体彼が見本)。
そして、もう一つの目を合体させる能力とは――?
メカクシ団電波ジャック台詞
メカクシティアクターズ。
メカクシ団団員NO.4、マリーです。
今度みんながテレビになります。
きっとみんなで、編み物とかするお話だと思います。
えへへ…楽しそう…♪あなたも見てみてくださいね。
ニコニコはこちら
過去(ネタバレ注意)
幼少期のある日、シオンの言いつけを破り家の外で遊んでいたところを、人間に見つかり拉致されそうになり、それに気づいたシオンが人間を石に変えようとするも、一瞬間に合わず撲殺される。
その際「カゲロウデイズ」に飲み込まれ、アザミによりメデューサの核である「目を合体させる」蛇を命代わりとしてその身に宿された。
その結果、元から所持していたメデューサの血族に由来する目を合わせた対象の動きを一時的に停止させる「目を合わせる」能力に加え、全ての「蛇」を統括する能力による、メデューサ本来の力を手に入れる。
目が冴える蛇の謀略により現在の現実世界を「カゲロウデイズ」化している張本人である。